大丈夫か?GoToキャンペーン
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すったもんだのGoToキャンペーン。結局、東京を外して22日から実施の模様だ。 まだ新型コロナは収束どころか、これから感染者が急増しようかというときに何やってんだろうかという気がする。(説明する国交大臣の表情にも俺、聞いてないよという当惑が感じられる。左とん平さんに似てる?) ![]() この国には一旦、計画してしまうと状況が変わっても変化に柔軟に対応できないという弱点がある。 どう考えたって今はコロナ収束後ではない。その意味では閣議決定にも反していると言えば言えるのだが、すったもんだの挙句、陽性者の多い東京を除いて予定通りの実施となったようだ。 感染者が増えているのは東京だけではないから、今後、各地で感染者が増えることになるのは間違いない。東京除外のキャンセル料でも、もめているが経済を救うどころか新たな借金を背負うわけで矛盾だらけだ。 ![]() はたして石垣島は大丈夫なんだろうか?客観情勢はまったく大丈夫ではないように思える。 もともと感染症のベッドは3床しかない八重山病院。更に人気の竹富町の離島には診療所しかないにも関わらず重篤化しやすい老人や基礎疾患のある人たちが多く住む。 GoToキャンペーンなどと国が後押しまでして観光客が詰めかけウィルスが持ち込まれたらひとたまりもない。更に現在は、東京だけではなく沖縄本島でも米軍基地を中心に感染の広がりがみられている時期だ。無症状の感染者も多くサーモグラフィだけでは水際作戦は甚だ心もとない。 ![]() 確かに現在は多くの便で欠航にはなっているが、既に東京直行便の中型機ANAのB767もやってきている。 キャンペーンは東京を除外すると言っても直行便が飛んでいる以上、今後、感染者の多い首都圏や基地外でも感染が危惧される沖縄からの人の動きが増えるだろう。八重山でも感染者が出るのは時間の問題だ。 ![]() 到着口で渡されているチラシを見ると受診の基準には37.5度以上の発熱が4日以上続く場合にはという初期の頃の条件部分を赤線で消した文言もあったりして、大丈夫かと思ってしまったが・・・さらに ![]() 到着ロビー正面の電光掲示には当初の頃の文言そのままのものもあったりして、石垣島の貧弱な医療キャパを考えると危機的状況にも備える必要がある割に、防疫に対する意識が高くないのでは?と不安を覚えた。 ![]() このまま、航空路の減便も解除されてゆくと、夏休み中の観光客増加により県内や八重山の感染者が増えてゆくことが危惧される。 ![]() 観光は地域の重要な産業であるし、人を動かさないと経済が動かない既存のシステムは分かってはいるけれど、ひとたびここで感染が広がれば老人たちの人命が失われ、続いて引き起こされる医療崩壊は他の症状の患者さんの生命をも脅かし、サービス業を助ける目的で実施したはずのGoToキャンペーンが結局、地域の社会基盤を疲弊させ、観光産業にとってもより深刻な打撃を与え復興までの期間を長期化させてしまうのではないか。 今、必要なのは付け焼刃の観光キャンペーンなどではなく、どうやって人々が安心して暮らし、島に来られる人たちにとっても後ろめたさなく安心して来てもらえる環境を構築するのか、そちらに注力すべきときだ。 お金を出す気があるのであればウィルス抱き合わせで人を動かすのではなく、PCR検査付として渡航を勧めるとか、人が動けないことで経営が厳しい業種に直接的な支援をすべきなのではないのだろうか。 ![]() ![]() |
渦中の航空機
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地方空港でありながら毎年多くの観光客を呼び込み、開港以来、使用機材も大型化している 朝の東京直行便にANAがB777−200を飛ばせば ![]() JTAはウェットリースのB767−300を飛ばして対抗する ![]() こうして中型機が立て続けに就航することで、ただでさえ乗降客でターミナルがごった返すうえに、この混雑時期につきものの台風もやってくる。 ご他聞に漏れず、現在接近中の台風9号の予想進路では危険半円が石垣島直撃コースだ。 ![]() 大型台風接近の情報にともない飛行機の飛んでいるうちに内地に帰ろうとスケジュールを変更したと思われる観光客で午前中からJTAの手荷物預かりにならんだ乗客の列は普段では、ありえない長さに伸びていた。 ![]() 反対側のウィングのANAのカウンター前でも同じ状況とみえて、B767もB777もほぼ満席の状態だ。 この状況だと積み残しもかなりあったと思われるが、明日の予定をみてみると ![]() JTAもANAも朝から全便欠航となっており、八重山を訪れている観光客の中には台風の中での篭城を余儀なくされた方々が多く居るのではないかと想像される。 ![]() この台風9号の外に8号崩れの低気圧や9号の後を追うように発生した台風10号、さらに洋上には今後、台風に発達しそうな雲もみられ、これからのお盆時期の航空の乱れは全国的に続きそうだ。 ![]() 早くチケットを取れば石垣島も安く行ける一方で毎年、発生することが避けられないのが台風欠航だ。 飛行機にとって、この台風は離着陸を不可能にする宿敵であると同時に大気は航空機の重量を支えるための揚力を生み出す重要なパートナーでもある。 地球温暖化に伴いさらに大型化の傾向も予測されており、将来的もこの戦いには、終わりがないが、大気あっての飛行機だ。自然の驚異とうまくつきあって行くしかないのだろう。 ![]() ![]() |
発着情報をYOUTUBEで
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南ぬ島石垣空港内で表示されているフライトインフォメーションがYOUTUBEで見られるサービスを試験中だそうだ (八重山毎日新聞) ![]() 確かにいつも空港で見ている液晶パネルの表示がそのままに見える。しかもリアルタイムで動いている。そうかYOUTUBEでストリーム同時配信も可能なのか。 石垣空港ターミナル?(我喜屋隆代表取締役社長)は、利用客に旅客機の発着や遅延、欠航などの状況を案内するフライトインフォメーションを映像化して、スマートフォンやタブレットなどの端末でリアルタイムに確認できるインターネット配信の試験運用を18日から始めた。県内空港で同映像の配信サービスは初めて。同社は台風などの悪天候時などに利用客から運航情報に関する問い合わせが多いことから、利便性向上に向けてサービスを開始。今後は需要動向を見ながら本格運用も視野に進める方針だ。 フライトインフォメーションは空港内の画面などで航空各社が運航する旅客機の運航状況と時間を表示して利用客に案内している。 同社はこれと同じ映像をインターネット上で配信することで、利用客が空港内に居なくても発着状況を確認できるよう 試験配信期間は夏場の繁忙期と台風発生が多い時期に合わせて18日から9月28日までに設定しているらしいが年中見られるとありがたい。 ![]() しかし、これにストリーム配信はもったいない気もする。テキストでカット&ペーストして保存したり、貼り付けたりもできないし、願わくば、情報をテキストで配信してくれるサービスにしてもらえるとパケットも気にならずトラフィックの負担も少ないように思ったりもする。 ![]() ![]() |
南ぬ島石垣空港開港5周年
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2013年3月7日に運用を開始した南ぬ島石垣空港は今日で5周年を迎えた ![]() 以前は市街地にあった1500m滑走路の旧空港から盛山に新しい2000m滑走路の南ぬ島石垣空港が開港して以来、右肩あがりに乗降客数を伸ばし、国内の地方空港としてはもっとも活気のある空港のひとつと言えるだろう。 開港後ANAは中型機B767での東京直行便を就航させ、ますます石垣島と内地の主要都市との関係を近いものにする。 ![]() B787−9 直行便は中型機を導入できるANAの独壇場だ さらにANAはB767についでB787を就航させ、今ではB787の−9やB777−200まで使用して直行便で乗客数を稼ぎだし、以前はほとんど那覇経由だった観光客もいまや半数は大都市との直行便でやってくる、そして昨年は累積乗降客数でついに1000万人を超えた。 ![]() 空港5周年は石垣島のスタバ5周年でもあった 増加したのは国内便だけではない。毎年、石垣空港にやってくる国際チャーター便も増えている。 今まで、マンダリンエア、香港エクスプレス、チャイナエアライン等に加え、季節限定のチャーターではあるが韓国ジンエアーやイースタージェットなどもやってきた。 勢いターミナルビルの増築が行われているが、国内線の急激な乗降客増加もありこれ以上、増えたら手荷物カウンターやラウンジがパンクするとの危惧する声も強い。 ![]() 5周年記念で2Fロビーに展示されるミス八重山などのパネル 混雑するターミナルとともにアクセス道路も同様に課題だろう。現在、新しく道路も整備中だが早くてもオリンピックの2020に間に合うのかどうなのか。 こうして石垣島は観光客とレンタカーの急増で市街地は渋滞や事故も増えており、昨今パトカーだらけで大都会並だなあと思うことも多い。 空港やクルーズ船でインバウンド需要で経済が閏うのは良いが、まるで異国のようなスーパーマーケットになったり飲食店はどこもいっぱいで居酒屋難民などという言葉をよく耳にするようになった。 石垣島にどんな未来像を描くにしても、5周年を迎えたこの南ぬ島石垣空港の動向と現在、行われている石垣市長選の結果に、その多くが託されているように思える。 ![]() ![]() |
迷鳥A320
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MARKさんからジェットスターが石垣にダイバートしたという第一報をもらった時には、既に一杯飲んでしまっていたので撮影に行けず、残念だったと思っていたが、その後、5日になってもまだいるという情報を空港関係者から聞きつけ、おっとり刀でかけつけると確かに3番スポットに普段、見かけることのないJETSTARのA320(JA01JJ)が駐機していた ![]() 3日にセントレアから那覇に向かう途中、なんらかの理由でダイバートしてきた GK383らしいが5日になってもまだ石垣に居た ![]() R24によれば那覇にアプローチしたもののあきらめ、宮古も支障があったのか 石垣ダイバートを決めたらしい ![]() その後、石垣から那覇の便が出ているので、どうやら臨時便を出して乗客 のみ輸送し、JA01JJは石垣に残されたということのようだ ![]() 機材にもなんらかの問題があったのか残されていたJA04JJは5日の12時 過ぎに乗客を乗せることなく機体のみプッシュバックされ ![]() 滑走路エンドまでタキシング、RWY22からテイクオフに向かう なんとも珍しい光景だ ![]() その後、速やかに滑走路に入ると軽荷のためか軽々と 南の空に吸い込まれていった ![]() 詳しい事情は、わかりませんが、これを縁にジェットスターさん 南ぬ島石垣空港にも就航してくれないものだろうか ![]() ![]() |
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