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揺らぐエンジンの信頼性
2018/04/23 09:38:41 ブログカテゴリ オタク | 書庫 事故調

日本国内でも米軍ヘリの相次ぐエンジントラブルによる予防着陸が問題になっているが、今度は民間航空機のエンジントラブルについても見過ごせない状況になっている
アメリカのサウスウェスト航空の1380便が飛行中にエンジンが爆発、客室窓に穴があき、乗客が吸い出されそうになり1名が死亡、7名が負傷するという事故が起きた。




しかも、調べてみるとこうした事態は、サウスウェストにとって初めての経験ではなかったところに、より大きな問題があると考えている。
実は2016年にもきわめて似通った事故を起こしているのだ。




今回のNo.1ENG         前回のNo.1ENG


左が今回の事故機の1番エンジンの様子で着陸後に撮られた写真。
そして右が2016年の事故当時の同じく事故後の1番エンジンを飛行中の機内から撮影した写真だ。
上の2件の破壊状況は驚くほど似ている。エンジンのインレット部分は低圧ファンの前面部分から千切られたように切断されリップの部分とともに飛散し消失している。




今回の当該事故エンジンを覗き込むNTSBの調査員。24枚ある低圧ファンブレードのうちこの写真だと向こう側の1枚が完全に欠落した状態であることがわかる。
この破壊は疲労破壊によるものだろうとの声明がNTSBの調査の早い段階から報じられてている。





これが、取り外されるファンブレードの根元の部分である。
低圧ファンはエンジンの一番前面に見える大きなブレードで奥側がエンジン内部になる。
ファンブレードは大きな扇風機のようなもので通常はこのブレードの根元の膨らんだ部分でハブに取り付けられ、回転によって生じる円周外方向に引っ張る遠心力とブレード前後の圧力差によって生じる曲げ応力を受けもっているのだが、今回、このファンブレードの根元の一番くびれた部分が疲労によって破壊したことが、事故の発端になったというのが、ほぼ確実視されているところだろう。





事故機を側面から見た写真である。
南ぬ島石垣空港でもよく見る飛行機だと気づかれた方が多いのではないかと思うが、当該機はボーイングB737-700型で、NGシリーズに含まれ、石垣島ではANAの機体で同様の-700型を見ることができる。
また問題となるエンジンだが、装備されているのはCFM56-7BというものでアメリカのGEとフランスのスネクマ社の合弁事業で開発されたベストセラーとも言えるエンジンであり、-700g型とともに石垣空港にやってくる-800型も同様のエンジンを搭載しているので、石垣市民にとってもけしてヒトゴトではない。

更に言えば、South West Airlinesは最大のB737ユーザーであること、社名も訳せば南西航空となるからJTAにもANAにもそれぞれ深い因縁があると考えた方が良い。
同じ轍を踏まないためにも少し、この事故原因をもう少し詳しく探ってみたい。





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