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マヌケな暫定事故報告
2019/04/07 01:12:51 ブログカテゴリ オタク | 書庫 MAX問題



エチオピア機の墜落事故からやがて一ヶ月、エチオピア政府は4日、暫定の報告書を発表した。しかしながらその中身の詳細は公開されず、まったく期待はずれなものだった。
DFDRのデータもCVRのデータも無事に回収したというのに、エチオピア政府は一体、今まで何を調査していたというのだろうか。

この中ではMCASの名前すら語られることなく、パイロットは正常な手順を踏んだにも関わらず墜落を防げなかったとだけ伝えられている。
自分たちの能力で解析できないのであれば、少なくともその生データを公開していただきたい。
公開しないことでリーク情報はメディアの中で錯綜しているように見える。

我々が知りたいことは、MAXの生産を2割削減するなどという末節な情報ではないのだ
この機体にはインドネシア機の墜落時にすでに指摘されていたMCASの問題があるにも関わらず、なぜ最初のライオンエアでの事故で飛行停止にすることもなく、製造元のボーイング社もFAAもMAXは安全であるとして主張し飛ばし続けたのか。
ボーイングは明らかに最初の事故の時点で、自社の製造したMAXに危険が潜在していることを認識していたしパイロットへの周知にも不備であることを知っていたのだ。
だからこそソフトウェアをバージョンアップし、ADも出した。
しかし、その際に出したRUWAYSTABILIZERへの対処を示したADに従ってパイロットが操作をしたにも関わらず今回のエチオピア機は、MCASと格闘しながら機首を上げることなく500ノットという異常な速度で地上に突っ込んだらしい。なぜスタブトリムスイッチをカットアウトしたのに墜落を免れなかったのだろうか。




インドネシア機は事故の前日もAOAセンサーのトラブルでMCASが作動し、ジャンプシートに乗り込んでいた3人目のパイロットの機転で、このスイッチを切ることでマニュアルで無事に生還することができた。
しかし、翌日はそれに気づくことなく海へと突入した。


しかし、今回のエチオピア機の事故ではADに従いトリムをカットアウトしたという。それにも関わらず墜落をまぬがれなかった。なぜなのか?
また誤信号の原因が鳥衝突にあるという報道があるが、なにせ暫定報告書すら見られない現時点では真偽についても議論できない。


AOAセンサーに鳥が当ったというのだろうか。
左右のセンサーの差はインドネシアの20度どころの差ではなかったという報道もあったりしてこれらの一連の原因を証拠ととにも示す報告書として開示しなくては、今後、MAXが空に戻れるのかどうかすら判断できないし、暫定報告書として意味がないのだ。

WSJには
パイロットは当初、機首を押し下げていた「MCAS」と呼ばれる自動失速防止システムのスイッチを切り、手動操縦で機体を立て直そうと試みたが、その後操縦かんの電動トリムの電源を再び入れた。手動操縦がうまく機能しなかった可能性がある。電動トリムの電源を入れたことでMCASが再び作動し、下降指令が続いたという。

であれば、生死を分けたと思われていた唯一の助かる手段であるトリムカットオフも万能ではなくなる。
ここまで事態が明るみに出てようやくボーイングのCEOの口からは

 ミュイレンバーグ氏はこれを受けて声明を出し、同型機に搭載された「MCAS」と呼ばれる失速防止装置が誤作動したと明言した。同氏は「リスクを除去するのはわれわれの責任だ」と指摘。「その方法は分かっている」として再発防止策の早期実現に自信を示した。

だそうだ。今更なに寝言を言っているのかと言いたいくらいトロくて救いがたいCEOの発言ではある。
安全な飛行機としてMAXが空に戻れるのかを判断するのは、人命よりも経済を優先する経営者の口先から吐き出される寝言ではなく、今、この航空機に起きている危険な現象を冷静に吟味し、真の原因を究明した上で適切な対策を講じることができる技術者なのだ。そして証拠物件を持っているエチオピア政府に必要なのはウソ偽りのない真実を彼らの元に送り届けることなのだ。アメリカも暫定広告書を入手しているらしいのだが、公表はしてくれていない。いろいろな圧力がかかっていることは容易に想像はされる。このままMAXを1年間飛行停止にする気ならば、いたしかたないが、それ以前に飛行再開するつもりであれば正式な報告書まで1年かかるなどと悠長なことは言っていられないのではないのか。妙なフィルターがかかる前のDFDR及びCVRデータの公開を強く望むものである。



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