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波照間空路問題のその後
2019/08/08 15:08:06 ブログカテゴリ オタク | 書庫 Others

第一航空の粟国での事故にともなって、先の見えない事態になっていた波照間の空路再開問題は、その後も様々な取り組みの噂がありながらも、なかなか決着の見えない問題であったが、8月7日付の八重山毎日新聞にこのような記事が出ていた。




波照間航空路線の早期再開に向け竹富町と包括連携協定を結んだ、佐和田寿代表取締役社長(左から2人目)持丸幸生執行役員・整備部長(左)

竹富町とスカイサンタ協定 不定期チャーター

 運休状態が続く波照間航空路線の早期再開に向け竹富町は6日午後、航空運送事業の準備を進める?スカイサンタアビエーション(佐和田寿代表取締役社長、本社・那覇市)と包括的連携に関する協定を締結した。今後は、航空機使用のための許可を取得後、水陸両用機2機を調達し、2021年9月に不定期チャーターで航路再開を目指す。沖縄振興開発公庫や「石垣|波照間航空路復活プロジェクト」に賛同する県内企業から出資を受けて事業を進め、運用自由度の高い不定期便の特性を生かした永続的な運用を計画している。

 佐和田社長は過去、別会社で航空運送事業免許の取得や航空機調達の実績を持つ。これまで培ってきたノウハウを活用し、「不定期チャーター」という形で同路線の参入を狙う。

 佐和田社長によると、就航すれば石垣ー波照間間で1日6往復の運航が可能。運賃は島民用の価格を設定し、片道3000円前後を想定する。

 リース予定の双発水陸両用機は、座席数9〜17席。運航拠点は石垣、整備拠点を下地島空港に置く。

 協定締結で、大阪航空局航空振興課に事業計画書を提出。2020年9月、航空機使用事業の許可を取得し、下地島空港でパイロットの訓練事業に着手。

 同時にことし3月末に発足した、町を主体とする石垣ー波照間航空路線復活プロジェクトチームのメンバーや沖縄公庫から出資・融資を受け、事業資金を確保する計画。目安は3億円。

 協定書に調印した佐和田社長は「町と一緒に地元住民のための航空事業を展開したい。私も宮古島市の離島出身なので、離島の生活苦は十分理解している。島民に寄り添い永続的な事業展開ができれば」と気を引き締めた。

 西大舛?旬町長は「波照間島を特区として位置づけ航路問題に取り組んできた。しっかりスクラムを組んで航路復活を推進していきたい」と力強く述べた。



スカイサンタアビエーションについては以前もこの記事が出ており、この石垣空港メモリアルでも紹介させていただいた。実際に下のクエストコディアックを使用した波照間との間で島民を乗せての試験飛行も行われている。



リース予定の双発水陸両用機は、座席数9〜17席。運航拠点は石垣、整備拠点を下地島空港に置く。
とも記述されており、水陸両用の下駄履き機やもっと大型の機体の導入も視野に入れているようだ。単純に17名まで考えるとすると、第一航空が新造して粟国で使用したDHC6に下駄を履かせたこんな機体の使用も考えられているるのだろうか?



また、このスケール飛行機では整備費用と搭乗率の関係から定期航空としては経済的に助成金なしには成立しにくく、過去にも助成金の金額によって撤退ということを繰り返してしまっているので、導入機材をチャーター機として使用できるなら富裕層への対応として飛行場のない八重山の島々をめぐる観光飛行艇計画まで一挙に飛躍して、日本での使用実績はないが、こんな紅の豚に出てきそうな飛行艇はどうだろうか?



陸からの道からではアクセスの難しい波静かな湾内にポンツーンを設置して、空からアクセスする大人の秘密基地ができるかも。まさに紅の豚の世界の実写版ができそうで夢のある話になりそうだ。



KODIAK100にはこんな紅の豚そのままの機体もある


現状、竹富島の入域料徴収でもわかるとおり、八重山で人気の島々は観光客激増で旧来からのほのぼのとした島の生活や文化を破壊してしまっている。観光客を1日で何島も引っ張りまわす安売りツアーでは入域客数だけは伸びるだろうが島の持つ本当の魅力は観光客には伝わらず消費的観光を免れない。
世の中の拝金主義的な価値感が広がることで海を隔てた歴史のなかで育まれた希少価値が一般化するとともに島独自の付加価値は下がり、観光収益は遠くハワイに及ばず、島は水不足、ゴミで溢れ、水牛はやつれ、島民は観光客専用になった船のスミに小さくなってのせていただく状況になってしまう。
緊急患者輸送でもないと小型機を使う純粋な航空運送事業の維持は難しい実情を考えると、通常は不定期航空で就航し、機材を流用しての高付加価値のある飛行艇ツアー検討も面白いのかも知れない。

波照間の800mの現滑走路を延ばしてRACのDASH8を就航できる見込みもない今、新たなビジネスモデルが求められているといえるだろう。サンタアビエーションには将来への拡張構想を含めて楽しみにしている。


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