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JAL904便エンジントラブルについて(2)
2020/12/07 11:24:26 ブログカテゴリ オタク | 書庫 事故調

先のJAL904便エンジントラブルについて、今後、詳しい調査がなされ結果は発表されるだろうけれど多分、時間がかかって忘れてしまうので、報道情報が熱いうちに、既にわかっていること、推定されることを石垣空港メモリアルらしく、勝手にまとめておきたい。

発端となったエンジンのダメージについて



事故調に余談は禁物だが素直に考えると、この当該エンジンを正面から見た写真が重大インシデントになった最初の原因だろうとまずは考えられるだろう。
ターボファンエンジンのもっとも前に位置する低圧ファンのブレードの間隔が均等でなくなり後ろの景色が透けて見えているのが分かる。報道によるとファンブレードの1枚は根元から折損しおり他のブレードにも損傷があったと言う。
おそらくこの写真で見る限り、少なくとも連続した2枚の低圧ファンブレードの先端が欠損しているように見える。




そして、ひと目エンジンナセル見て気付くのは、エンジンのカウルに見られる大きな破損だ。
No1エンジンのアウトボードのエンジンカウル自体が欠損している。
ヒンジから先の部分でちぎられ飛散したのだろう。脱落したカウルはおそらく海上に落下したものと思われ現段階では発見されていない。
破損状況からすると、エンジントラブルによる破損、もしくは激しい振動でラッチがはずれ、飛行迎え角が正であったことからカウルは上支点まで吹き上げられ、途中からちぎれた様に見える。
ちぎられた様子は下の飛行中の窓から撮影された写真で細部を見ることができる。



そして上の写真で気になるのは、エンジンポッドの内側にも見られる傷だ。ここに外から傷をつける要因は考えにくい。傷をアップして露出をオーバーにしてみよう。



むむむ。傷の真ん中には黒い穴のようなものが見られる。これは内側からブレードが飛散しあけた穴とは考えられないだろうか?ちぎれた先端が円周方向に飛び出したものだとするとこの場所を検証してみる必要がある。



やや仮定の多い先走った議論ではあるが、もしブレードの破片がまっすぐカウルを突き抜けているとすれば胴体の上を通過して行ったと思われ、破断時のブレードの位相で機体に当たらなかったのだったとすると不幸中の幸いといえるのかも知れない。


その他の部位のダメージについて

前回の報道によれば
左側のエンジンのうち機体の推進力を生み出す「ファンブレード」と呼ばれる羽根の一部の破断と羽根を覆うケースの損傷に加え、胴体部分の左側にひっかいたような傷と、左の水平尾翼に何かがぶつかったような傷があることが新たに分かったということです。




この記述から胴体左側や水平尾翼にも傷があるようだ。
そう思って外から撮影された映像を見なおしてみると胴体部は分からなかったが、水平尾翼の前縁には確かに黒い傷のようなものが写っている。
これが吹き飛んだカウルが当たったものだとすると主翼の上を飛び越えて水平尾翼前縁にヒット!?


こういうことも考えられそうだ。水平尾翼の破損箇所の調査等により何が当たったかはいずれ明らかにらるだろうが、もし本当にこうだったとすると水平尾翼のダメージが飛行に影響を与えるほどでなかったのは幸いだ。
落ちた場所もおそらく海上で見つからない可能性もあるのは残念だが、住宅地などで二次被害を出さなかったのも幸いに思える。

肝心のエンジンの欠陥に言及する前に、あれこれ、先走って考えてみたが、やはり今回は結果が人身事故につながらなかったことに安堵と感謝の気持ちを禁じえない。
重大インシデントとして今後、十分な調査をして結果を明らかにし、今後の航空安全のために役立てて欲しい。

次回は直接の原因になったと考えられる当該機に搭載されているP&W4000のエンジンについて少し調べて考えてみたい。






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