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JAL904便エンジントラブルについて(5)
2020/12/08 12:08:46 ブログカテゴリ オタク | 書庫 事故調

アクセスパネルの損傷状況について

ほぼ今ある情報に基づいて記憶しておくことを書きとめたけれど、アクセスパネルにもなっているエンジンカウルの損傷について気付いたことを書いて、JTSBの報告書以前に考えた本事故に関する事柄の最終としたい。



前回、引き合いに出した他事例のファンブレード飛散事故と単純に比べてみて損害が比較的小さいように見える。他の事例のようにリップ構造ごと落ちたり、胴体に大きな損傷を及ぼしていない。
これはフェイルセーフ性においてPW4000が優れていることになるのか、それとも損傷時の出力や破壊時のブレード位相など偶然性によるものなのかは今後、検討する余地がありそうだ。





一方で、めくれあがったパネルの破壊状況にも特徴があるような気がする。他事例ではパネルごと落下しているのに対してヒンジ部分は健全に残っていてパネルの途中でちぎれているように見える。
なぜなのだろう。しかも妙な形だ。




その理由はこのパネルの開いた状態の写真にヒントがあるように思われた。
PW4000にはカウルを空けた状態に保つためのストラットが3本付けられているようだが一番上の1本の取り付け位置と今回、パネルがちぎれた位置がほぼ一致するようなのだ。




このストラットが飛行中の風圧で吹き上げられバンザイしようとするカウルを抑制して局所的に引っ張ったためにこの位置で破断が始まり、不規則な形で外板とハニカムの接着面が剥離しながらちぎれたのかな、とそんなイメージが浮かぶ。
もしこのストラットが頑張らねば、ヒンジ部分だけ残してパネル全体が飛んでいたのではないか。もしくは下のストラットの部分から次々にちぎられたのだろうか。
エンジンにはちぎられたストラットだけがぶら下がっているのが見える。アクセスパネルはかなりの大きさも質量もあるので振動でラッチが外れたときにどんな挙動、破壊をするのかは下流にある主翼、尾翼を守るためにも必要な観点かも知れない。



パネルはつながって落ちたのか分断されたのか、もし回収されたら知りたい

以上、今回の904便の事故関連情報から、自分なりに解析時にチェックしたいことをまとめてみたけれど、様々な観点から調査し連続するエンジン関連の事故の防止に有力な対策が打たれることを願っている。




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