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JAL904便エンジントラブルについて(6)
2020/12/09 10:59:03 ブログカテゴリ オタク | 書庫 事故調

その後の追加情報が得られたので貼っておきます


TRAICY(トライシー)に事故の損傷状況が掲載された





現時点では、左エンジンのファンブレード22枚のうち2枚が損傷し、1枚は根元付近、1枚は中程から破断していることが判明している。ファンブレードの破断に伴う振動により、左右のエンジンカウルの留め具が飛行中に外れ、カウルの損傷に至った可能性が考えられるとしている。左側カウルの大部分、右側カウルの一部が欠損した。左側水平尾翼前縁部と左側胴体後方下部に損傷があるものの、外観上大きな損傷は見られかった。




後ろの景色が素通しになりブレード2枚が欠損しているように見えたのは、このような破損状況によるものだった。これはエンジン運転中の破壊試験でも明らかなように根元から折損したブレードを隣接する後続のブレードが叩いたときに先端部が折損したものを思われる。
見たところではその他のファンブレードには大きな損傷はみられない。
ブレードの接するカウルの周囲も大きな傷はなさそうで他事例のようにリップごと落ちるような状況ではなかったようだ。


また、同情報によれば

JALでは、同機と同じプラットアンドホイットニー社製PW4000シリーズエンジンを装備する、ボーイング777型機全9機のエンジン18基のファンブレードの目視と触診による詳細な緊急検査を、12月5日朝までに完了している。便間での目視点検と夜間での目視と触診による詳細検査を当面の間実施する。
また、12月5日以降、非破壊検査(蛍光浸透探傷検査)を開始しており、12月7日中に初回検査を完了する予定。現時点では不具合は発見されていないものの、当面の間は100回の飛行ごとに検査を実施する
同型エンジンのファンブレードは、個別に使用時間を管理しており、現在他社での事例を踏まえ、飛行回数6,500回ごとにメーカーで特別な検査を実施している。このトラブルを踏まえ、飛行回数が3,250回を超えるブレードは順次交換し、メーカーで特別検査を実施する。

ひとまずは目視点検において、他機の同型エンジンに発見されてはいないようだがチタンの疲労強度等については精査してゆく必要がありそうだ。
当面、非破壊と点検時間間隔を短縮して同種事故に対して監視を強化してゆく以外、再発を防止する対策はないのだろう。
ということで記事では2022年3月でB777時代が終わることにも触れている。コロナ禍のさなかフリートの国際線復帰へのマイルストーンはいまもって視野に入ってきていないがJALもいよいよボーイングからエアバスへ。350時代到来ということになるのだろうか。


なお、JALは同型エンジンを装備するボーイング777-200型機を9機、ボーイング777-300型機を4機保有している。ボーイング777-200型機は2021年12月、ボーイング777-300型機は2022年3月までに全機を退役することを計画している。
国土交通省は12月4日、重大インシデントに認定し、運輸安全委員会が調査を行っている。


以上、損傷状況及び検査体制、B777機の今後についても重要な事柄が書かれているので、ほぼ、そのまま青字部分として転載させていただいたが、本文はリンクのTRAICYを確認してください。

以下 Aviation Wireより

JALの777-200のうち、JALが発注した機体はPW4000の中で推力7万7000ポンドのPW4077、JALと合併前の日本エアシステム(JAS)が導入していた旧JAS機は7万4000ポンドのPW4074を搭載している。
ANAのPW4000シリーズ搭載機は24機で、777-200が17機、777-300が7機。点検の結果、いずれも問題がなかった。
JCABによると、海外の航空会社のうち、日本に現在乗り入れている機材にPW4000シリーズを搭載しているものはないという。


その他


ファンブレード2枚損傷  Aviation Wire

12月8日にJTSBのサイトに事故概要が追加された  概 要

12月4日 JL904便の欠航と原因調査状況について  JALお詫び

緊急着陸のJAL機、エンジン損傷はファンブレードの疲労破壊か  琉球新報  12/4関連







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