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B737MAX飛行再開
2020/12/11 10:22:34 ブログカテゴリ オタク | 書庫 MAX問題




FAAの型式証明を再取得したB737MAXのブラジルでの運行再開がAFPに報じられていました。2度の墜落事故を起こしたMAXの重大欠陥についてはこのブログでもたびたび扱ってきましたが、飛行停止以降におきた世界的なコロナ禍による航空需要全体の落ち込みの方が喫緊の関心事となり、メディアでも同機への安全対策や飛行再開については話題にものぼらなくなっていました。
この記事では

【12月10日 AFP】米航空大手ボーイング(Boeing)737MAX型機の運航が9日、ブラジルの国内便で再開された。2度の墜落事故を受けて停止されていた同型機の運航は約1年9か月ぶり。搭乗したAFP記者によると、同便は特にトラブルを起こすことなく目的地に到着した。

と報じられ、ボーイングの機体がトラブルなく目的地に到着することが記事として書かれるくらいですから、いかにこの機体が同社の信頼を失わせたかが伺い知れます。


MAXの運行を再開させたブラジルのGOL航空機

同型機は計346人の死者を出した2度の墜落事故を受け、昨年3月に全世界で運航を停止。ただ、同便が再開後初の便である事実はゴル航空の乗員から乗客に伝えられず、大半の乗客は機体先頭部に書かれた型番に気付くことはほぼなかった。 乗客の一人は、良いフライトだったとしながらも「機体の過去については知らなかった。私たちに知らせるべきだったのではないかと思う」と語った。(c)AFP

ということは機体に描かれたMAXの文字はそのままの飛行だったことが推察されます。
本機については、情報の知れ渡っている先進国においては乗客から忌避されることを懸念し、改名の措置がとられたり、嫌う乗客には他機種への振り換えに対応するなどの処置を検討している航空会社もあるようなので、コロナ禍で政情も不安定なブラジルならばいいだろうとの裏事情を勘ぐれなくもないです。今後はこうした敷居の低いところから再開されてゆくことを望んでいる関係者も多いのではないでしょうか。
(どうやら下記にリンクを貼ったLosAngeles Timesの記事を読むとGOL航空でも乗客が望めば機体を替えてはくれはするようです)


Boeing’s 737 Max fleet is back in the air two years after two crashed


しかしながら、見切り発車はやめていただきたいものです。それまで民間エアラインで絶大な信頼を築いてきたメーカーのボーイング社と承認をするFAAとの結託が問題になった航空機であることを踏まえ、「AOAセンサーを二重にしました」程度の簡略な説明ではなく製造者と認可者の分離独立という組織的な改変が確実に実施されたことから明らかにし、十分な安全を確保した上で再開に望んで欲しいものです。

本機についてはANAも最大30機を発注しています。
その後のコロナ禍という津波の存在により、お家存続のための立て直し策真っ最中でそれどころではないのかも知れませんが経営建て直し策のひとつとして今ある機体の整理や発注機の見直しがあるはずで、既に大型機の売却が予定されていますが、いずれMAXの発注についても協議されるでしょう。
コロナ禍による民間エアライン全体の健全化についてもですが、MAXについては別途、機体側の問題として今後の動向に注目したいと思います。






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