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夢の彼方に9
2018/05/20 19:17:24 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 8

湯沢陽一が、この五反田奈理子行方不明事件の進展にかなり関心があったのは事件当日の前日に、湯沢陽一自身、事件現場近くの土壌調査に行っていたからであった。湯沢陽一は地元の国立大学の理学部を卒業していた。地質学と林業を学んだ。その為、沖縄本島北部の地質を担当させられて名護市にいたのである。湯沢陽一は容貌はごく普通だが大学時代ラグビー部に所属していたこともあり体格はよかった。また、無口の方だった。事件当日前は天気が荒れ模様で、天気の回復を待ち、辺土名近くの農道と林業の現状実地調査をしたのが事件の前日であった。何故か、その日が間違いなく事件の前日であった。名護から車で約三十分で辺土名に着き、調査地近くに車を止め、朝の十時から五時まで仕事をして六時前に職場に帰っていたが、作業着の着替えや手足や顔の洗浄のためにその日のタイムカードを押し忘れていた。湯沢陽一は事件現場近くに行っていたことが、ある意味を持たれたのではないかと事件後段々思っていた。
つづく


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夢の彼方に 8
2018/05/20 14:32:21 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 8

学校関係者も一人、一人捜査員から聞かれていた。特に五反田奈理子の学校での生活と友人関係、また、いじめ等について聞かれていた。その中で一人の女性教師が、事件のあった当日、五反田奈理子はかなり早くに学校に登校していたが、何故か、校門から出て再び家に帰りかけたのを見たと言った。その時は何か忘れ物を取りに行ったのだろうと思ったと女教師は証言している。
つづく


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夢の彼方に 7
2018/05/20 10:53:54 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 7

事件から一週間がたったが目新しい手掛かりは無かった。捜査員はどうも奈理子の父親の肇の交友関係に重点を置いているようであった。湯沢陽一は毎日、事件に関する記事を丹念に読んでいた。湯沢陽一について云うと、同じ年の友人の小川伸介が名護市内にある日日貿易商事に勤めていた。小川伸介は明治大学を卒業後沖縄に帰り、東南アジア諸国と貿易のある日日商事に勤めていた。すでに課長職についていた。週末には必ず湯沢陽一はこの小川伸介と飲んでいた。最近飲んだ時も奈理子の行方不明事件が話題であった。小川伸介も、奈理子が可哀想だ。無事であって欲しいと言った。小川は、奈理子は県外に連れ去られているだろう。国頭村か東村辺りの海岸から船に無理やりに乗せられたのではないだろうか。自転車の車輪跡も途中できえ、自転車もまだ発見されていなかったからだろうか。そして、小川伸介は、この事件は父親がらみの事件のような気がどうもすると言った。捜査本部は、マスコミに情報提供を求めていた。また、父親のマグロ漁船船籍の鹿児島漁協とも連絡をとって
いた。湯沢陽一はその間、事件を気にしながらも地方公務員として真面目に勤務していた。また捜査員は学校関係者にもある疑惑を抱いていた。
つづく


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夢の彼方に 6
2018/05/13 09:56:27 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
五反田奈理子の友人の五木由美子が担任を交え捜査員から事件当日の詳しいことをきかれていた。五木由美子の話しでは普通は通学の時、会うと学校までは一緒だがその日は五木由美子は提出物があり、奈理子と挨拶を交わしただけだったといい、これまでに知らない男から声をかけられたということを聞いた事もないと言った。そして、通りすがりに聞いたのが、父親、北部病院、家に帰って来てということぐらいで、奈理子はたしかに自転車の後ろに乗ったはずだと言った。ところで一方では五反田家について奈理子の父親からいろいろ捜査員は聞いていた。奈理子は長女であと妹が二人いた。母親の伊久子は名護市の出身で、父親の肇の話しでは見合い結婚だと言った。また父親の方には姉と弟がいた。弟は漁師であった。奈理子の祖父は元気だが祖母は亡くなっていた。五反田家は代々漁師で辺土名、宜名真、伊江島、伊是名、伊平屋辺りの近海漁業に携わっていたらしく、家計はかなり裕福だった。捜査員が五人、五反田家に張りついていた。つづく


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夢の彼方に 5
2018/05/12 11:55:47 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
湯沢陽一は記事を読みながらこの事件は意外と早く解決すると見た。警察の初動捜査が早く、被害者の周辺を洗えば手がかりは掴めるとみた。警察は五反田家に恨みをかうようなトラブルは無かったかと聞いた。五反田奈理子は長女で、父親の五反田肇は遠洋マグロ漁船の乗り組み員で漁船は鹿児島漁協に属している。父親は七月に久しぶりに沖縄に帰って来ていた。父親は長女の奈理子が、学業やスボーツでいつもトップクラスだったので奈理子を大変可愛がり生き甲斐にしていただけに、突然行方がわからなくなり、憔悴仕切って泣いてばかりいた。父親の五反田肇は事件の前日は、同じ乗り組み員で沖縄に帰って来ていた友高定男の家で中学時代の友人ら四人と酒を飲みながら楽しんでいた。
つづく


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