ごーやーどっとネット沖縄  [PR]沖縄県民ニュースをチェック! こんにちは ゲスト さん。 ログイン・ブログをはじめる  
都の日暮れ349
2017/03/26 14:50:52 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
都の日暮れ 349
野中は部下の斎藤明良と寄友一朗を呼んだ。二人に野中はこう言った。常務の倉田洋平が先月宮沢智恵子という凄い美貌の女性と結納の儀式を行い、結納金を渡した。信じられない事が起こってしまった。相手の女性が結納の日に姿を消して今も行方がわからない。そこで二人は明日から通常業務を止め、その宮沢智恵子なる女性の所在を突き止めて欲しい。それは倉田洋平常務には何も話してない。私の判断である。期間は三か月だ。費用は二人で三百万円。もし分かったら常務から特別に手当を出してもらう。なお、宮沢智恵子に関連のある女性は、妹の宮沢奈津子、友人の友坂理恵、緑川さわ子、榊原秋子と社内の花林育子だ。それぞれの勤務場所は明日中に渡す。また、私と常務が宮沢智恵子と会っていた場所も出来るだけ知らす。この事を二人にお願いするのは、私、野中はこの上もなく常務に助けられてきたからである。今度は、二人が私の為に助けて貰いたい。それから、専務には君達二人の事は伏せておくので専務には知られないようにして欲しい。責任は私がもつ。常務がかわい
そうでたまらない。どうか、頑張ってくれないかと野中は二人に頭を下げて頼んでいた。
つづく


コメント(0)
トラックバック(0)

都の日暮れ348
2017/03/25 16:18:48 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
都の日暮れ 348
宮沢智恵子の電話を聞いた妹の奈津子は一応安心した。事故や事件も心配していた。奈津子が智恵子に倉田家からはせめて倉田洋平さんが渡した結納金だけは返して欲しいとの申し入れがあり、その他は特別な事はないと言った。智恵子は分かったわ。奈津子の口座に二千万円を振り込むので倉田洋平さんに返して欲しいと言った。野中は緑川さわ子と終末に会ったがいたって元気だった。緑川さわ子はもう宮沢智恵子さんは沖縄には帰らないと思います。東京あたりで好きな男と一緒だと思っていますと云い、洋平さんに夜、寂しい時は自分を誘ってほしいと伝えてと豊満な肉体を何時でもと自信満々に言った。野中は緑川さわ子には智恵子の事は頼めないと思った。
つづく


コメント(0)
トラックバック(0)

春に想う 4
2017/03/25 14:23:36 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
春になると痛烈に感じるのが 咲く花である。さくらの花から名もない野の花まで春になれと必ず花が咲く。自然は正直だ。それに比べ、人間は騙しあい、憎みあい、とにかくどこかおかしい。
そう思うのは私だけなのか。


コメント(0)
トラックバック(0)

都の日暮れ347
2017/03/25 13:56:16 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
都の日暮れ 347
その年もゴールデンウイークが近ずいていた。社内でもざわついていた。倉田洋平も次第に元気をとり戻しつつあった。洋平は何とか宮沢智恵子ともう一度と思っていたが、母親からは綺麗さっぱりと諦め、倉田総合産業の為に仕事に打ち込むように言われていた。野中は洋平の為に何とか宮沢智恵子を探し出そうと一人で悩んでいた。小野寺経理部長は六月の株主総会にはかる増資にともなう一株単価の算出に頭を悩ましていた。専務は花林育子と親密な関係をつづけていた。宮沢奈津子はその日、倉田洋平との結納の日から姿を消した姉の智恵子からそれ以来初めて電話があった。智恵子は今、富山県の宇奈月温泉郷の温泉旅館で働いているが、精神的には苦しいことも在ったが何とかやっていると言った。また母さんの健康状態も聞いていたが倉田洋平については何も尋ねなかった。
つづく


コメント(0)
トラックバック(0)

都の日暮れ346
2017/03/23 17:57:23 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
都の日暮れ 346
その日は、さしたる事もなくクラブ遥野から帰ったが、野中にすれば洋平も段々落ち着くだろうと思っていた。倉田洋平に母親から連絡があり、野中さんから結納の後の事情を初めて聞き心配していると云い、宮沢智恵子さんとの事は男らしく諦めるようにと言った。また、結納金を取り戻したい気持ちはよく分かるが、何時か戻るかも知れないので結納金の請求もしないで欲しいと洋平は厳しく言われた。暫くして、妹の宮沢奈津子から姉の結納金二千万円を返したいとの連絡があった。洋平は結納金の返還はしなくてもいいと言った。奈津子はこの二千万円を姉智恵子を探す資金にさせて頂きますと言った。奈津子は内心助かったと思っていた。この結納金の返還金は母親から出させたものであったからである。智恵子から連絡があれば二千万円を送らせ奈津子自身のものにする事にしていた。奈津子もしぶとい女性であった。
つづく


コメント(0)
トラックバック(0)


[ 次の 5 件を表示 ]