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夢の彼方に18
2018/06/10 12:21:19 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 18

湯沢陽一は久しぶりに那覇の実家に帰った。母親は心持痩せて見えた。母が、陽一に、北部で大変な事件があったね。早く犯人が捕まって欲しいねと言った。母さん、また心臓の具合が悪いなら、大洋総合病院で精密検査を受けてみたらと陽一は勧めた。母がこの間、本当に久しぶりにあの赤川ー子さんが公設市場に来てくれたよ。元気そうだった。陽一さんに宜しくと、そうそう電話番号を渡して欲しいと言っていたと一枚の紙を渡した。あの赤川ー子が電話番号をなーと信じられなかった。陽一は綺麗な横顔の赤川ー子を改めて思い出していた。
つづく


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夢の彼方に17
2018/06/09 17:58:37 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 17

湯沢陽一は小川伸介と会っていた。小川伸介は思わぬ事を言った。湯沢、僕らが時々行くスナック八重桜の風のママさんが名護港警察署に行ったそうだ。店の客の洗濯物をどうも提出したらしいが作業着だったらしい。まああの北部の女子中学生行方不明事件に協力する積もりだったのらしいが僕は関係ないと見ている。容疑者はあの日、既に那覇に行っただろう。そうでなければ東村の海から世論島に渡っただろう。僕はあの事件は単独犯だと思う。解決まで時間がかかるかも知れない。とにかく女子中学生の無事を祈ろうと言った。その日も小川伸介は英語の単語集を離さなかった。つづく


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夢の彼方に16
2018/06/09 15:46:05 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 16

また、名護市内でスナックを経営している豊田成子が名護港警察署に来た。それには理由があった。豊田成子の話しによると、北部での女子中学生行方不明事件には大変関心がある。私は名護市内でスナックを経営しているが、事件後間もなく店に時々来る客から洗濯物を預かった。クリーニング代もまらっていたので気軽に預かったと言った。それはどうも作業着らしいものだった。ところが、それからその客は現れずクリーニング店から連絡を受けている。それがその洗濯物だと言い捜査員に示した。あの事件に関係ないとは思っているが念のために持って来たと言った。捜査員はもっぱらその客について聞かれたと云う。その客は沖縄本島の人で三ヶ月前から月に二度ほど来ていた。年令は五十位かと言った。また、名前はサブローと呼んでくれといい、今は名護の近くの羽地に住んでいるが、そろそろマグロ漁船に乗り組み員として乗り組み、沖縄を離れるとも言った。この豊田成子は小柄ではあったが胸がはち切れ、唇が厚く、その客とも胸を欲しいままにさせていたとまで言った。
つづく


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夢の彼方に 15
2018/06/09 12:06:55 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 15
湯沢陽一の妹は湯沢陽一とは五歳違いで優しい性格だった。のり子と云う。電話口で、最近母さんの体調が思わしくないと言った。母親は三年前の夏、心臓弁膜症の手術を受けていた。何十年も那覇の公設市場で野菜を売っていたが、最近は滅法体が弱く成っていた。妹の、のり子が、そういうわけで一度那覇に帰って来てとの連絡だった。その妹が勤めている那覇の沖縄大洋総合病院に北部での女子中学生行方不明事件が発生した日の翌々日の夜間診療に五十代の男性が急性の食中毒で診察を受けていた。生牡蠣に当たったようである。ただ服装が作業着で無保険ではあったが診察費は支払っていた。その事は外科病棟担当の湯沢のり子は知らなかった。
つづく


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夢の彼方に14
2018/06/09 11:31:41 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
訂正夢の彼方に14湯沢陽一の職場に名護港警察署の捜査員が来て次長の長作健三と会っていた。話しは、職員の湯沢陽一の仕事ぶりと国頭での女子中学生行方不明事件前日と当日の湯沢陽一の仕事や行動の状況確認であったが、次長自身、湯沢陽一は本事件とは全く関係ないと強い口調で捜査員に述べていた。湯沢陽一はこれまで、那覇からこちらの勤務地に来て以来、無断欠勤は全くなく、無遅刻もなく、有給休暇もとらず、那覇の実家にも殆んど帰っていないようだ。仕事熱心で、事件を起こすような人物ではない。週末に商事会社に勤める友人と酒は飲むらしいが休みの日は名護湾を見て過ごしているらしい。理学部を卒業したらしいが私に万葉集は難しいと話していた事もある。今後、この件で湯沢陽一の事をききに来たら私はあなた方を何らかの形で訴えるので忘れないようにと捜査員にはそう述べている。そういう経緯から捜査員がこの事件について湯沢陽一を訪ねたことはその後一度も無かった。捜査は完全に行き詰まり秋が深まりつつあった。その頃、妹から連絡があった。
つづく


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