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夢の彼方に 6
2018/05/13 09:56:27 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
五反田奈理子の友人の五木由美子が担任を交え捜査員から事件当日の詳しいことをきかれていた。五木由美子の話しでは普通は通学の時、会うと学校までは一緒だがその日は五木由美子は提出物があり、奈理子と挨拶を交わしただけだったといい、これまでに知らない男から声をかけられたということを聞いた事もないと言った。そして、通りすがりに聞いたのが、父親、北部病院、家に帰って来てということぐらいで、奈理子はたしかに自転車の後ろに乗ったはずだと言った。ところで一方では五反田家について奈理子の父親からいろいろ捜査員は聞いていた。奈理子は長女であと妹が二人いた。母親の伊久子は名護市の出身で、父親の肇の話しでは見合い結婚だと言った。また父親の方には姉と弟がいた。弟は漁師であった。奈理子の祖父は元気だが祖母は亡くなっていた。五反田家は代々漁師で辺土名、宜名真、伊江島、伊是名、伊平屋辺りの近海漁業に携わっていたらしく、家計はかなり裕福だった。捜査員が五人、五反田家に張りついていた。つづく


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夢の彼方に 5
2018/05/12 11:55:47 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
湯沢陽一は記事を読みながらこの事件は意外と早く解決すると見た。警察の初動捜査が早く、被害者の周辺を洗えば手がかりは掴めるとみた。警察は五反田家に恨みをかうようなトラブルは無かったかと聞いた。五反田奈理子は長女で、父親の五反田肇は遠洋マグロ漁船の乗り組み員で漁船は鹿児島漁協に属している。父親は七月に久しぶりに沖縄に帰って来ていた。父親は長女の奈理子が、学業やスボーツでいつもトップクラスだったので奈理子を大変可愛がり生き甲斐にしていただけに、突然行方がわからなくなり、憔悴仕切って泣いてばかりいた。父親の五反田肇は事件の前日は、同じ乗り組み員で沖縄に帰って来ていた友高定男の家で中学時代の友人ら四人と酒を飲みながら楽しんでいた。
つづく


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夢の彼方に 4
2018/05/06 15:03:17 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 4

湯沢陽一は職場で地元の二大新聞で大きく報じられた国頭村での女子中学生行方不明事件の記事を読んでいた。事件から二日目を迎えているが今のところ何の手がかりもないとあった。国頭村の辺土名警察署をはじめ近隣の警察署に協力を求めて、事件当日の聴き込みを重点的に進めているとの事だった。また、五反田奈理子が住んでいる地区では村民総出で手がかりはないかと協力していた。また、国頭村の消防署はじめ名護市辺りまでの消防署員が通学路一帯を捜索していたが有力な物の発見には至っていないとあった。
つづく


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夢の彼方に 3
2018/05/06 12:33:23 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 3

五反田奈理子は午後になっても学校に姿を見せなかった。担任の与坂夏子先生が、五反田奈理子の家に電話を入れている。母親の五反田伊久子が出て、いつものように朝の七時過ぎに学校に向かったと言った。暫く様子を見ようということになった。昼休みに五反田奈理子の友人の五木由美子が担任の与坂先生に、朝、国道近くの道で五反田奈理子が五十代の男の人と話しをしていたのを聞いたと言った。父親とか北部病院とか、家に帰るとかが聞こえていたが余り気にしなかった。その男の人は自転車に乗っていたと言った。担任の与坂先生は念の為に教頭の水上平一先生に五反田奈理子の欠席と友人の話しをしている。学校の授業が全て終わり生徒が帰りかけた。そこで担任の与坂先生が心配になり五反田奈理子の家に再び電話をしている。電話には父親の五反田肇が出て担任から、五反田奈理子が学校を欠席した。そして友人の話しを詳しく聞かされている。それから、五反田奈理子に何かあったに違いないと父親は思い辺土名警察署にその日の内に届け出ていた。
つづく


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夢の彼方に 2
2018/05/05 16:28:52 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
夢の彼方に 2

その当時は国頭村には幾つか小中学校が一緒の小さな学校もあったようであるが辺土名近くの国頭海洋中学校では夏休みを明後日に控えた朝、その事件は起こってしまった。五反田奈理子さん、当時中学三年生がいつもの様に家から七時半ごろ出て学校に向かっていた。もうすぐ一学期が終わり長い夏休みを迎えようとしていただけに気分は明るかった。学校までは歩いて四十分程の辺土名から海岸線の反対側の山手の奥まったところに古い家があった。だから辺土名近くの国道五十八号線に出るまでは山道を歩くのであったが五反田奈理子はもう三年間も通っていたので慣れ親しんだ道になっていた。やがて国道に出ようとしていたその時、五反田奈理子は自転車に乗った五十代位の男に呼び止められた。五反田奈理子さんですか?私はあなたのお父さんの知り合いの者ですが先程お父さんが倒れ、救急車で北部病院に運ばれました。すぐに家に帰るようにあなたの家族から頼まれてやっと今追い付きました。この自転車の後ろに直ぐ乗って下さいと奈理子は言われた。五反田奈理子は父親が倒れ
たと聞きその時気が動転していた。そしてその男の言うままに自転車の後ろに乗った。国頭海洋中学校ではいつものように一時間目の授業が始まっていた。
つづく


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