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霧の月14
2015/06/28 11:04:27 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
その年のゴールデンウイークが近づいていた。妹と会う事にしていた。妹は市田奈津美と云う。四歳ちがう。小柄ではあるが目は澄み切っていた。妹は琉球大学の教育学部を卒業後、幼児教育に携わっていた。結婚して二人の母親である。浦添市に住んでいた。私には只一人の妹である。それだけにいつも大事に思っていた。性格が母親似で優しい妹であった。四月末に浅田聡子からメールがありゴールデンウイークは友人等と大分の別府に旅行に出掛けるとあった。私は浅田聡子がかなり旅行好きだと確信した。ゴールデンウイークを迎えていた。 つづく


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霧の月13
2015/06/27 16:55:42 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
新しい課長には沢さんがなった。沢課長は長崎大学を出ていた。私よりかなり若かった。魚釣りを趣味にしていた。私が本でも読んでいると必ず覗きに来た。私が本を読むのが珍しいらしい。私は父親の影響もあって短歌に興味があった。短歌を作るのではなく、万葉集や古今集を毎日一首、ノートに書き移していた。私の父親は農業高校を出た後沖縄本島の南部で大根などの農作物をかなり手広くやっていた。毎晩泡盛を飲んでいた。ある時、父親から短歌を作っていると聞かされびっくりしたものだ。父親の短歌の殆どが山を歌っていた。私は父親が亡くなって後、万葉集や百人一首を毎日丁寧に一首ずつ書き移していたのである。 つづく


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霧の月12
2015/06/27 11:24:48 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
その年も四月になり新年度になった。病気で長期入院していた山表課長は定年を待たずに退職した。実に優しいいい課長だっただけに皆、退職を惜しみ残念がった。偶然だったと思うがこの山表課長の退職が早まった事も山梨県の甲府での事といささか繋がっていたと云わざるをえない。それは山表課長の退職により私、山瀬裕一にも県外出張に行かされるようになったからである。ある人の退職が時によって目に見えない形となってある人達の人生に大きく影響を及ぼしていくのである。それはまさしく私、山瀬裕一の県外出張から始まったと云う事になる。 つづく


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霧の月11
2015/06/21 16:42:39 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
その当時はこの女性達の事は良く分からなかったし、知る必要もなかったのであったが、その後から少しずつ意外な一面が分かって来るのである。さて、私が最近読んだ良く売れている本がある。現役の看護師が書いている ナースの裏事情 と云う本である。白衣の天使と云うイメージのナースは実際はかなり慎ましいどころかかなり積極的であるらしい。特に、男性に対しては医者であれ患者であれセレブの道への憧れは凄まじく、それ故、かなり男性に積極的に近づいていくらしい事を知った。確かに、浅田聡子も澄田川律子もあの豊潤なボリュームのある体で男性達を翻弄していたに違いない。と云う事はかなりの男性と大胆に過ごしていたに違いなかったと云う事を今では良く分かって来たのである。 つづく


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霧の月10
2015/06/21 13:59:29 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
小料理屋と云うよりレストランの感じを受ける店だった。女性客が目立っていた。かなり人気のある店の様だった。浅田聡子が友人等を紹介し始めた。一人は豊見城市にある中央医療総合病院の看護師の澄田川律子と紹介した。綺麗なナースだった。二人目は色白で茨城県出身で那覇市内の化粧品会社に勤務している矢沢寛子と紹介した。もう一人は浅田聡子に似たタイプで若狭通りのスナックに働いていると云い、安西里江と紹介した。皆、魅力的な女性ばかりで私、瀬川裕一が結婚したこれまでの二人の女性よりもある意味では心に彩りを与えていた。特に看護師の澄田川は癒やし系の女性だった。その日は新年会とあって楽しい話ばかりで盛り上がっていた。この四人はかなり気が合うらしく年に何回かは県外に旅行している様子だった。私には本当に独身なのかと聞いていた。二度離婚されたと云うと大声で笑っていた。その年の二月もすぐやって来た。 つづく


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