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霧の月165
2015/10/31 17:34:11 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
私は西沢渓谷辺りのあの札束の大金から一千万円を矢沢さんの為に使おうと思った。わかりました。一千万円明日お渡ししますのでお使い下さいと言った。矢沢さんはありがとうございます。来年の一月末までお貸し下さいと言った。矢沢さんが浅田聡子さんとはよく会っているのですか?と言った。私は黙っていた。矢沢さんが私ね、化粧品会社を辞めて浅田聡子さんとこの青海総合病院の医事課の方の採用があったら転職したいと思っているのと言った。そうですか。会社経営は大変ですよねと言った。翌日の大晦日に矢沢さんに一千万円を渡した。矢沢さんは綺麗な女性だなあと改まって思った。 つづく


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霧の月164
2015/10/31 15:20:12 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
矢沢寛子はさすがに年末の状況はとても苦しいと話し始めた。今年は化粧品業界は一段と不景気で大変な年でした。今日、瀬川さんに来て貰ったのは今月の社員の給与が五百万円程足りなくてあちこち当たっているのですがまだ作れなくているのです。浅田聡子さんに相談したら瀬川さんに話してみたらと言われました。それでお願いに来たのですといった。茨城にいる父親とも相談しました。来年の一月末にはお返しできます。と言った。私は浅田聡子の名前が出た時はさすがにまたかと思ったが矢沢寛子から受ける直感と云うか、何とも誠実そうだった。自分の金でもないあの札束が目に浮かんだ。 つづく


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霧の月163
2015/10/31 14:26:28 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
暮れの三十日になり御用納めになった。部長から一年の労を労う挨拶が有った。夕方那覇市内で化粧品会社を経営している矢沢寛子から連絡が有った。至急会いたいと言い那覇新都心のホテルヨーロピアンで会った。このホテルはその年の十二月に開業した新しいホテルだった。ロビーや雰囲気はホテルの名前とは関係なく和風だったことには驚いた。矢沢寛子は先にロビーで待っていた。瀬川さんここと合図した。瀬川さん本格的な抹茶を召し上がってみてと言った。いや、いい抹茶だった。色といい味といい心を和ませてくれた。その後矢沢さんがお汁粉にしましょうとテキパキと注文していた。して一体何の話しなのかと思った。 つづく


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霧の月162
2015/10/31 11:20:15 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
その年も押し迫っていた。仕事納めも数日後になっていた。私は暫く浅田聡子の事を考えないようにしようと思っていた。若狭海岸に出た。冬の風が吹いていた。泊港からの離島航路が行ききしていた。その年は何故か例年より新しい年を迎えるに当たっての意気込みが無く買い物をする気も湧いてこなかった。私は若狭海岸から那覇の海を見ながら家に置いてある一億円近くをどうしようかと考えていた。正月休みはこの大金の事を真剣に考えてみたかった。 つづく


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霧の月161
2015/10/29 13:09:51 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
私にとってはまだ浅田聡子があの西沢渓谷辺りでの大金の遺棄についてどう考えているのかはまだ把握しきれ無かった。ただナースではあるが、これまでの育ちや環境などによりお金に対する感覚は鋭く、また遺棄された札束についてはたまたま拾ったのが大金で拾った人のものだと云う感覚が多分に浅田聡子には有ると思ってまず間違い無かった。 つづく


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