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都の日暮れ544
2017/10/07 11:31:14 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 全般
都の日暮れ 544
倉田洋平はなおも続けた。母さんが亡くなり、宮沢智恵子が結納破棄の贖罪の為に自殺未遂に終わったとすると、私自身が自殺する意味が全く無くなった。母親に対しても全く申し訳が立たなくなる。また、洋八ただひとり残しては余りにも可哀想だと思い今は死から生への思いが強くなっていると言った。洋八は洋平がそこまで考えていたとは知らなかったと言った。。洋平、頼むから俺ひとりにしないでくれと言った。その日はそこまでの話しで帰った。翌日、野中が来た。洋平は兄の洋八との話しで母親の遺産相続は半分にしたと云う事だった。母親の遺産は、現金に株券、実家の土地と家屋になる。洋平は遺産相続は洋八に全て任す事にした。野中が、これから洋平の遺産相続を見越して女性がかなり積極的に接近してくるので注意するようにと云うことだった。しかし洋平は先日の友坂理恵のはち切れんばかりの胸にすっかり取り込まれてしまっていた。
つづく


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