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「かぎやで風節」2
2008/02/15 01:01:01 ブログカテゴリ 沖縄民謡 | 書庫 かりゆしのうた

「かぎやで風節」がうまれるに至っては、諸説ありますが
真っ先に浮かぶのは、唖王伝説ではないでしょうか。



 尚清王が臨終の床へ三司官(大臣)をよび
尚元(長男)に王位を継がせよと遺言します。

しかし、国頭親方景明と城間親方秀信の司官は
尚元が生れつき口がきけないことを理由にして
尚鑑心(次男)を玉座につかせようと画策します。
諸候もことごとく同意しました。

新城親方安基だだ一人だけが先王の意思を貫こうとして
国賊のような立場になってしまいます。
そして、切腹を言い渡されるのですが

まさに腹を切ろうとするそのときに
尚元が言葉を発し切腹をやめさせます。
そして、無事に尚元が即位するというおはなしです。


琉球史劇で有名な大新城忠勇伝として、上演されていますので

ご覧になられた方もいらっしゃることでしょう。

史劇の中で尚元は
 九重の内に蕾で露まちゅす
 嬉しごと菊の花どやゆる
と歌まで詠んでいます。

新城もまた嬉しさのあまり
 今日の誇らしゃやなをにぎゃな譬てる
 蕾で居る花の露行逢たごと

と詠んでいます。

 きゅうぬ ふくらしゃや なをぅにじゃな たてぃる
 つぃぶでぃをぅる ふぁなぬ つぃゆたちゃぐとぅ


尚元が生れつき口がきけなかったという記述が、見当たりません。
伊波普猷文庫として琉球大学附属図書館が所蔵する中山世譜
在位期間を逆算すると即位当時28歳ですから
史劇で演じられるような幼い感じではないのですが
すてきな一説です。


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