接遇研修
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![]() 接遇研修。 ここの施設でやりたかったけど出来なかった研修。 ドラッカーを読むまでもない常識なんだが、 介護業界はどこまで行ってもパーフェクトなサービス業。 じゃぁ、聞く。 介護業界にいる人たち全員に聞く。 「あなたたちの商品はなんですか?」 あなたたちはサービス業でしょ? ちゃんと答えられるよね? え?分からない? 何を売ってるのか分からないのに、給料をもらってるのかな? 簡単な例で考えよう。 喫茶店はサービス業。 さて、何を売ってるだろう。 コーヒー。 うん。 それだけ? あなたが店主なら、器に凝ったりしないかい? ようするに「見た目」。 店内に落ち着いた音楽を流そうと考えるよね?。 内装だって、壁はシックで雰囲気の伝わる木調で、とか。 店員はいかつい大男よりも、清楚な女性を選ぶよね。 注文のとり方とか、きっとあなたは教育するはず。 話を元に戻そう。 介護の現場で売っているものはなあに? それは言葉遣いであったり。服装であったり、きれいに掃除されているフロアーだったりじゃないのかな? もっと極端に言うと、 あなたのお年寄りに対する声かけや、 その笑顔、 電話の対応の仕方でさえも商品なんだよ? 先日、旧知の業者が私を訪ねてきた。 私が今の職場に来てから初めての訪問だ。 今回、社長もつれて来ていて、最大級の礼を尽くされたのに、 非常に残念な思いをして帰っていただくことになってしまった。 「○○室長いらっしゃいますか?△△フードの××です」 「あー、(ちょっと振り向いて)いないですね」 「・・・」 彼らは私に会いに来たのだ。 「施設内にはいると思うのですが、探してきますので少々お待ち下さい」 とか、 「外出しているようです。15時には戻る予定です。そのころまた来所していただくのは可能でしょうか?」 とか、 「今席にはいないようです。お約束されてますでしょうか?」 とか、 なんか普通の対応出来ないのだろうか・・・。 ちょっと振り向いて、「あー、いないです」 はさすがにないだろう。 他のどの能力が素晴らしくても、あなたは何に対しても何も語れる資格はないよ。 それだけは言っておくから。 東京に戻ったら、その業者と契約しようと思う。 社長、それで許してくれ。 ![]() ![]() |