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酒呑み小話〜シマと牛乳
2007/01/16 13:22:46 書庫 スタッフ便り一覧
島とつくものなんでも好きで〜 ♪
酒にマース、ゾーリまで〜 ♪♪

という唄い出しで始まるのはBEGINの「オジー自慢のオリオンビール」ですが、島で「シマ」といえば、泡盛のことを指します。
島の人にとって、どれだけ「シマ」がかけがえのない存在かということかを表しているような気がしますね。

「シマ」を飲みながらゆんたく中に、こんな話を聞きました。
「石垣島ではよ〜、3合瓶があたりまえさ。
 でも、オキナワ(本島)やミヤコでは、4号瓶が普通なんだよ。
 あっちでは3合瓶は、トートーメ(仏壇)にあげるお酒だわけさ。
 生きている人に出したらおかしいわけよ。
 お店で3合瓶出したら、アキジャビヨ〜って言われるはずよ」

へ〜〜。
このお方は「シマ」をだいぶ飲み進めておられたので、話の真偽については責任を負いかねますが(おいおい)、言われてみれば、那覇や宮古の居酒屋さんで3合瓶って見ないような。。。
(宮古島に行ったときに、居酒屋さんのメニューには、オトーリ用に水割りされた一升瓶がアタリマエにあったのにはちょっと驚きましたが)

さて、ここで問題です。
石垣島でアタリマエ〜に見る3合瓶、リッターに直すといったいどれだけの泡盛が入ってるでしょうか?
答えは簡単。
540mlです。

と思うでしょうが、これは不正解!
正解は、600mlです。

なぜ?
石垣島では、「180ml(1合)×3合≒600ml」という公式が成り立つのです。
酒造メーカーの弁では4号瓶と一緒に棚に並べたときに見劣りしないように瓶の背を高くしたのが始まりのようですが、あとは島人のDNAに深く刻まれている「テーゲー」精神と「シーブン(おまけ)」精神の相乗効果で「3合瓶といったら600ml!」がアタリマエになったようです。
ええ話や〜(え、そう?)!

ちなみに、沖縄県の牛乳パックの内容量は、大きいのが946ml、小さいのが473mlです。
1Lパックではないのです。
え、損した気分。。。おまけにならないじゃん。。。
と思ってしまいますが、これは決してテーゲー精神からではありません。
沖縄に初めて牛乳工場が作られたころ、沖縄はアメリカの統治下で、単位もすべてアメリカ式でした。
牛乳パックは、1ガロン(3758ml)の1/4である946mlになったそうです。
沖縄がアメリカだった頃の名残なんですね。

ドルが円に変わり、右側通行だった自動車も左側通行に変わって久しいけれど、牛乳パックだけが敢えて(?)クォーターガロンのままで進んでいるというところに、なんとなく文化遺産的な価値を感じるヤドカリなのでした。

石垣島に遊びに来たら、ぜひ飲み屋さんで「シマ」を飲みながら、このネタを披露してみてくださいませ。


ホテル日航八重山
http://www.nikko-yaeyama.com


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