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日々雑感を書いていきます。無精者なので更新は気の向いた時・・・・ということであしからず!
既存メディアは嘘?ネット情報は真実?
2021/01/12 15:56:18 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 時事ネタ
ここ数日、アメリカの政治がらみにいろんな動きがあってブログアップがついていけません・・(涙)
一つ一つ取り上げていると身が持たないです。
と言いつつ、できる範囲で書いていきます。
今日は一般的な話を書きます。

そもそも論ですが、私のような他愛のない一牧師が、なぜ米大統領戦の顛末などしつこく書いているのかと、たまたまこのブログに目が留まった方は不思議に思われるかもしれません。
牧師なんだから、牧師らしく聖書のこと、キリスト教のこと、イエス様のことをわかりやすく伝えることに徹したらいいのではないかと・・。
ごもっともです。
そして、私も早くこの状況が落ち着けばぜひそうさせていただきたいと思います。

しかし、今は訳あってこのカテゴリの内容のものを書き続けています。
元々関心があったということも理由の一つですが、書かざるを得ないというか、書きたてられている、と言うべきか・・

実は、私の身近な人の中に、どっぷりとこのいわゆる「陰謀論」にはまってしまった人がいるからです。
その人は文字通り血相を変えて、ディープステートや中国共産党の闇を訴えています。
そしてトランプさんがいかに素晴らしく、バイデンさんがいかに恐ろしいかを語ります。
その必死な様子を見るにつけ、もはや単なる思想や政治観の違いでは済まされない異常さを感じます。
もっと細かく書きたいところですが、ここまでにしておきます。

誰に誘われたでもなく、インターネットを利用するうちに自ら簡単にこのような言説にはまってしまうところに、ネット文化の恐ろしさを感じます。
テレビや新聞は完全なメディアではありません。
視聴者を喜ばせるためであったり視聴率を稼ぐために、事実でないことを言ってしまったり誇張して伝えてしまうことはあるでしょう。
自社のポリシーや哲学に基づいて偏向報道に走ってしまうこともあるでしょう。
しかし、陰謀論支持者は、これらのメディアには多少の誇張や偏向が見受けられる、とは言いません。
「嘘ばっかり」「全部嘘」というような極めて極端な論調で既存メディアを攻撃します。
そして一部の「自称専門家」や「自称ジャーナリスト」や「自称評論家」が個人的に発信しているYouTubeなどの媒体こそが真実を語っていると言います。

私は断言しますが、テレビの報道番組に呼ばれてコメントしたり解説をする人たちのほとんどは、こういった自称〇〇の人たちより、その道について何倍も知見があり信頼できます。
なぜなら、たとえば海外の政治問題についてであれば、何年も前からこういったことを現地で詳しく取材していたり、直接間接に情報源に接することができたり、当事者やその周辺の人たちと接触できたりするからです。(もちろん、全員がそうではありません。)
そして、番組ではいろいろな意見を持つ複数の人たちで議論するので、あまり話が偏ることはありません。
もしおかしな言論をする人がいればすぐに干されて、次からは呼ばれないでしょう。
うっかり事実と違うことを言ったことが判明したら、後日謝罪させられることがよくあります。

一方、YouTuberはどうでしょうか。
確かに、本や論文を出しているような専門家が、バランスを取りながら信頼できる発信をしているのも見かけますが、はっきり言って玉石混合です。
個人的な感覚としては「石」の方が圧倒的に多いと言えます。
大手メディアとの決定的な違いは、個人で発信するので、チェック機能が働きにくいということです。
なので、視聴者を増やすためなら手段を選ばないような明らかに確信犯的なYouTuberもいます。
発信する情報は、様々な資料にまんべんなく当たって組み立てるのではなく、自分が発信したい情報だけをネット上で見つけ、それがどんなに根拠が薄くても、自分の意見に合うように解釈し直してストーリーを作り上げます。
写真や動画を用いる際にも、都合の良い部分だけを切り取ることを躊躇しません。

センセーショナルな内容であればあるほど、視聴者は夢中になってフォローします。
「閲覧注意!」「重大発表!」「ついに暴かれた!」「すぐに消されるので、早く見てください」など、サムネイルに刺激的な言葉を並べることで、閲覧者の心を掌握します。
一度信じさせることに成功するとあとは簡単です。
とりこになった人は手っ取り早く、そのYouTuberから「本物の」情報を得られるので、もはや他のメディアには見向きもしなくなるのです。

これはカルトそのものです。
カルトでは、教祖が語っていること、その教義以外の情報から信者を遮断することで、彼らを心理的に束縛し、「この世」が知らない秘密の真理を教えることで、恐怖を植えつつ心の奥底の優越感をくすぐるのです。
残念ながら一部のキリスト教会においても、自分の教会(団体)以外は真実を語っていないからそこには行ってはいけない、牧師が勧める本以外は読むな、などと言って信者を束縛するカルト化教会があります。
「ネット系カルト」の場合は、発信者がそれを強要するのではなく、視聴者が自らそのような環境を作ってはまってしまうところに、実際のカルト団体とは違う解決の難しさがあります。

以前にも書きましたが、私たちに求められているのはメディアリテラシーを身に着けることです。
ネットでなにやら怪しい言説に触れたら、「必ず」その言説の裏どりをすべきです。
特にある動画を見て「自分だけが真実を知ってしまった」感を持ったら注意です。
疑い深く、注意深く、ネット情報に接してください。
次のブログでは、数多く視聴されているある動画を実際に検証してみたいと思います(ドキドキ)。

先日Yahoo!Newsにジャーナリストの江川紹子さんの論説があったので、ぜひご一読ください。


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