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映画『グラン・トリノ』...
2009/10/13 13:20:01 書庫 全般
アメリカ研修から戻ってから...
毎週末、会議や催し物への参加で、那覇に行かなければならない用事が多く、先週末からの連休の那覇での会議では、会議を終えて、日帰りで石垣に戻り、久しぶりにゆっくりとした連休を過ごすことが出来ました。

この連休...あいにくの天気だったので、午前中からビールを飲みながら、映画鑑賞...

久しぶりに、いい映画に出会いましたよ。

クリント・イーストウッドが、監督・主演を務めた...『グラン・トリノ』

クリント・イーストウッド最後の主演作品と言われている映画なんだそうです。

ストーリーは...

イーストウッドが演じる、妻を亡くした昔気質の生真面目で頑固な老人ウォルトは、アメリカ中西部に住んでおり、打算的な息子や孫にも心を開かず、アジア系の移民が増えた街で、玄関に星条旗を掲げ、様変わりした街や社会への愚痴をこぼしながら孤独に老後を生きている...

ウォルトは、昔...
朝鮮戦争に陸軍の兵士として出兵していた経験があるのですが、その戦争で心に大きな傷を受け、軍隊を退役後、フォード社の工場の従業員として定年まで勤務するのですが...フォード社の工場にいた時に組み立てた、GTカー、『グラン・トリノ』を、今でもガレージで大切にしている...

その大切にしている、『グラン・トリノ』を、隣のベトナム戦争で母国を追われて移民してきたモン族の内気な少年タオが、同じモン族のギャングに唆されて、ウォルトのガレージから盗もうとする所を、ウォルトにM-1ライフル銃を向けられ、慌てて逃げ帰ってしまう...

内気で真面目なモン族の少年タオは、同じモン族のギャング達に、執拗に仲間になるように絡まれるのですが、頑なに、仲間になることを拒否しているタオに業を煮やしたギャング達は、無理やりタオを連れ去ろうとするのですが、それを偶然目撃したウォルトは、そのギャング達をM-1ライフル銃で脅して、退散させる...

タオの家族は、ギャングを追い返してくれたことへの感謝...大切にしている『グラン・トリノ』を盗もうとした事へのお詫びのしるしに、タオをウォルトの家で、雑用で働かせようとするのですが、もともと...アジア系の移民を毛嫌いしていたウォルトは、いったんは断りますが、タオの家族の執拗なお願いに根負けしたウォルトは、タオを雑用で働かせることに...

昔気質で生真面目で頑固なウォルトと内気な少年タオ...人種も歳も性格も育った環境も全く違う二人は、この交流で...少しずつ心を通わせ、毛嫌いしていたアジア系移民のタオの家族とも交流を深めていくのですが、高齢のウォルトは、病に体が犯されている事に気づき、一方...ウォルトの指導で、真っ当な人生を歩もうとしていたタオとその家族にも、あのモン族のギャング達が再び絡んでくる...


失われていく古き良きアメリカと、現代のアメリカを、絶妙に表現している映画です。
クリント・イーストウッド演じるウォルトのアメリカン・ブラックジョークには...いちいち笑わされます。

古き良き時代のアメリカ人の正義と価値観と現代のアメリカを描いた、監督兼主演のクリント・イーストウッド...
この映画を通して、何を訴え観る者に何を感じて欲しかったのでしょうか...

悲しい結末にも関わらず、何故かしら...清々しい気持ちになれる、たぶん今年見た映画で一番のすばらしい映画です。


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