講演会 『北朝鮮をめぐる地域安全保障と、日米韓の連携』
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7月29日(金) 八重山防衛協会と在沖米国総領事館共催による講演会 『北朝鮮をめぐる地域安全保障と、日米韓の連携』を開催いたしました。 ![]() 講師は、CFR(米外交問題評議会)国際問題フェローのピーター・ベック氏 講演会では、北朝鮮の昨年の延坪島砲撃や韓国哨戒艦沈没事件等の軍事行動の背景、権力継承に伴う外交軍事政策への影響等、北朝鮮の最新情報について講演を行いました。 昨年、欧米のジャーナリスト達と北朝鮮を訪れたベック氏の、北朝鮮の一般の国民が、欧米有名ブランドやアメコミ、マクドナルドのロゴのTシャツ等を当たり前に着ているという変化やコカコーラを普通に飲んでいるという報告(写真付)は意外でした。 ![]() (講演会PPT資料より) 北朝鮮にも中国の改革開放路線の影響があるのでしょうか... (画像右下は、コカコーラのパクリ?飲み物) ベック氏は、北朝鮮の食糧危機に関して... 『戦争・紛争国でもない強大な軍事力を有する北朝鮮に対して、日米は食糧援助を行うかどうかの選択を迫られるが、かつてレーガン大統領は、《飢えている子供に政治は関係ない》と言った。まさにその言葉通りで、日米は道義的に食糧援助を実施するべきだと思う。そのことで(届くべきところに届かないという指摘もあるが)、北朝鮮の情報を得ることが出来るし、なによりも食糧援助を受けた北朝鮮の国民が将来(公には口に出来ないが...)、日米に感謝する時代が来る。』と述べ、『世界中が北朝鮮という国が変わって欲しいと願っているが、国民が空腹では、改革を起こすことは出来ない。』と指摘しました。 また、アジアにおいて中国の覇権が強まる時代に、日米韓&台湾の連携が更に重要になる。 今後、財政面で米国の力がえていく中、日本と韓国は小異を捨て同じアジアの民主国家として大同団結すべきだと強く訴えていました。
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講演会開催のお知らせ
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講演会のお知らせです。
講演タイトル 《北朝鮮をめぐる地域安全保障と日米韓の連携》講師:ピーター・ベック氏 CFR(米外交問題評議会)国際問題フェロー ![]() ◎日時:7月29日(金)午後6時〜8時 ◎場所:大浜信泉記念館 ◎通訳:日英逐次通訳 ◎共催:八重山防衛協会・在沖米国総領事館 ◇入場無料◇ 東アジア地域の平和と安定にとって、最も不安定要因となっている北朝鮮問題は、昨年の延坪島砲撃や韓国哨戒艦沈没事件などで更に情勢が緊迫してきました。 このような情勢の中、日米韓の連携が東アジアの平和と安定、人権問題を含むさまざまな課題について果たす役割は大きくなってきています。 北朝鮮の軍事行動の背景や、核・ミサイル開発の展望、権力承継にともなう外交・軍事政策への影響と日米韓の安全保障協力は北朝鮮の脅威に対してどのような意義を持つのか。 米国の研究機関やNGOのほか、韓国政府の政策諮問委員なども努めたピーター・ベック氏が、豊富な研究・実務経験をもとに北朝鮮の最新情勢について講演を行います。 《講師:ピーター・ベック氏紹介》 米北朝鮮人権委員会事務局長、米韓経済研究所研究・学術ディレクター(ともにワシントン)、国際危機監視機構北東アジア研究所(ソウル)所長、韓国統一省の政策諮問委員を歴任。 スタンフォード大学研究員を経て、2010年から1年間、米外交問題評議会国際問題フェローとして慶應義塾大学で研究を行っている。 東西センター(ホノルル)客員研究員、テンプル大学ジャパンキャンパス(東京)非常勤研究員なども兼任。 アメリカン大学(ワシントン)や梨花女子大学(ソウル)で教えている。 韓国の東亜日報、週刊朝鮮、コリア・ヘラルドのコラムニストを務めたほか、ウォール・ストリート・ジャーナル、ジャパンタイムズ、フォーリン・ポリシー誌などに寄稿多数。 《CFR(米外交問題評議会 Council on Foreign Relations)》 1921年に設立され、外交問題・世界情勢を分析・研究する非営利の会員制組織であり、アメリカの対外政策決定に対して著しい影響力を持つと言われている。 超党派の組織であり、外交誌『フォーリン・アフェアーズ』の刊行などで知られる。本部所在地はニューヨーク。会員はアメリカ政府関係者、公的機関、議会、国際金融機関、大企業、大学、コンサルティング・ファーム等に多数存在し、知名度が高く、影響力が大きいことで知られる。 ![]() |
教科書採択で...
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今朝の八重山毎日新聞の1面は、平成24年度からの中学校の教科書採択関連の記事が、紙面の約2/3を占めていました。 市と竹富町の歴代教育長ら、教科書選定作業に懸念示す 教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長、委員8人)が進めている2012年度以降の中学校用教科書の選定作業をめぐり、石垣市と竹富町の歴代教育長ら9人が19日、市教育委員会に玉津教育長を訪ね、「協議会に権力を集中させているイメージがある」と懸念を表明、「現場の専門的な意見を大事にしてほしい」などと訴えた... 八重山毎日新聞オンライン 2011年7月20日 この歴代教育長(石垣市)達は、自由社と育鵬社の歴史教科書を採用しないように要請したようですが、文部科学省の検定に合格している2社の教科書を採択しないよう要請すること事態、公平公正ではなく、偏った思想を押し付ける行き過ぎた要請ではないかと思います。 自由社の市販版の中学社会の教科書を読みましたが、歴代教育長達が問題視している大東亜戦争や沖縄戦の記述は、戦時国際法と戦争犯罪というコラムページで、先の大戦で戦争参加国(当然、日本国も含む)が最も反省をしなければならない項目について、バランスよく記述しています。 子供たちが、自国の歴史の光と影をしっかりと受け止め、その上で自国の歴史に誇りを持つことのできる教科書の採択をして頂ければと思います。 ![]() |
今日は海の日
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今日は海の日ですね。
世界で唯一、海の記念日を国民の祝日として制定している国は、日本国だけだそうです。 日本は、領土領海の面積と日本の経済的主権が及ぶ排他的経済水域(EEZ)の面積を含めると、世界で6番目ほどの広さを有する世界に冠たる海洋国家です。 日本がこれだけの排他的経済水域を有することが出来るのは、沖縄をはじめとする多くの離島を抱えているからでありますが、とりわけ沖縄県は、東西1000km、南北400kmに及ぶ海域に、160の島々を抱える、日本一大きなエリアを持つ県なので、海洋国家日本の海洋権益に大きく寄与していると言えます。 昨日から、民主党の岡田幹事長が座長を務める沖縄協議会の一行が八重山を訪れています。 ![]() 八重山毎日新聞オンライン 沖縄県の祖国復帰から現在に至るまでの4次40年に渡って、沖縄県の本土との格差是正や特殊環境にある沖縄の自立を図るために施行されてきた沖縄振興特別措置法が、今年度末に期限を迎えます。 平成24年度からの新たな沖縄振興のための計画策定に向けて、沖縄県と政府の間で詰の協議が進んでいますが、政府に於いては、この広大な海洋権益を有する沖縄県...その中でも特に、国境に接し広大な海域を持つ先島地方の住民の離島苦の解消と先島地域の振興発展に主眼を置いた、新たな海洋国家のとしての意思を明確に示す観点の施策を講じて頂きたいと思います。 特に、航空運賃の大幅な低減化と海洋航路の運賃の低減化は必須です。 少なくとも....航空運賃は、距離換算で本土の鉄道並みの運賃にして頂きたいですね。 それと... この海の日に素晴らしいニュース! なでしこジャパン、おめでとう!!! ![]() |
韓国映画の石垣島ロケ決定
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今週、以前もこのブログで紹介した、石垣島をロケ地にした韓国映画の制作会社のハン監督(画像左から2人目の方)他スタッフが撮影準備の為の下見と調整等で石垣島を訪問し、島内のロケ地や関係する企業等を案内しました。
![]() 今回の映画のタイトルは、『Star』 映画の内容は、韓国の男性トップスター(歌手)と女性歌手が、CM撮影の為に石垣島を訪れ、そこで同じく石垣島を訪れている韓国の男性インディーズ歌手と女性をめぐり三角関係になる....みたいな感じです。 当初、この映画に占めるロケ地となる石垣島の割合は10%程でしたが、5月にハン監督が石垣島を訪れた際に、石垣島の自然や風景に感動し、シナリオを書き直した結果、石垣島の割合が60%前後になったようです。 ハン監督の石垣島への熱い想いに、映画制作費を担当するプロデューサーは頭を抱えていましたが...(^^;) 撮影は、9月中旬頃から2週間ほどで、俳優と撮影スタッフの総勢は40名程で、その他にも、映画のエキストラとして、東京等の都市圏から、エキストラツアーも企画しており、エキストラで石垣島を訪れる韓流映画ファンの方々が、最大で300名ほどになるようです。 また、映画のコンサートシーンは、石垣市民会館を使用しますが、主人公の歌のバックダンサーに、石垣島のダンスチームにも出演をお願いするようです。 ハン監督は、2007年に宮崎あおいとイ・ジュンギ主演の角川映画『初雪の恋』の監督を務めていますが、映画監督の前には、ピや韓国トップスターのプロモーションビデオ等を数多く手がけているので、石垣島での音楽のシーンも楽しみですね。 この映画の公開で、韓国からの観光客が来て頂ける事に期待したいと思います。 ![]() |
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