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ファクトチェックのススメ
2021/08/31 13:18:56 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 時事ネタ
*この記事は、私が所属している連盟の月刊誌編集委員会に依頼され寄稿したものです。9月号に掲載されました。
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ネットを気軽に見ていたら、

「真実は隠されていた!」

「医師が衝撃の事実を告発!」

などのキャッチ―な見出しが目に飛び込んできて、そのサイトを開いてみたら、他のメディアが語っていない衝撃的な内容に驚き、のめり込んでしまった・・。
友人や家族から、コロナやワクチンに関してショッキングな内容の動画やリンクが送られてきた・・。

このような経験はないでしょうか。
もしおありでしたら、是非一呼吸おいて、丁寧にその情報について考えていただきたいのです。
みなさんの教会では、様々な感染症対策をしながら、一日も早いコロナの収束のために日々祈っていることと思います。
それと同時に、情報の取り方についても各自でしっかり検討する必要があるのではないかと思わされます。
情報の中には誤った内容のものも数多く紛れ込んでいます。
どうすれば洪水のように流れてくる情報の中から取捨選択できるか考えてみましょう。
ここでは特に不安の源となっているコロナやワクチンに関する情報について特化してみます。

あなたが今持っているコロナやワクチンに関する情報はどこから手に入れたものですか。
知人や家族の誰か?
テレビや新聞?
ツイッターやフェイスブック?
YouTube?
では、その情報は元々誰が発信したものか把握していますか。
研究者や専門家でしょうか。
影響力のあるジャーナリストや人気のユーチューバーでしょうか。
その人は何を根拠にその情報を発信しているのか、考えましたか。
もしそれが科学論文やデータ、もしくはその解析であれば、あなた自身もその一次資料に目を通しましたか?

恐らく多くの人たちが持っている情報は、又聞きの又聞きのそのまた又聞き・・だと思います。
「どこそこの誰々がこう言った」という類いのものです。
これは、いわば壮大な「伝言ゲーム」です。
伝言ゲームでは、最初に受け取ったお題を、伝達者が次の人にいかに正しく伝えるかを競いますが、伝達の途中で誤ったメッセージに変換されることがしばしばあります。
コロナやワクチンに関しても、私たち自身がいつのまにか誤ったメッセージを伝達する当事者になっていることがあるのです。
しかも下手をすれば命に係わる問題にもなり得ます。
誰かに伝える前に「本当にそれは事実なのか?」とシビアに考えるべきです。
この事実を確認する作業をファクトチェックといいますが、是非、以下を参考にしながら皆さんもやっていただきたいと思います。

1.ファクトチェックサイトを利用する:世界的に拡散されているデマ情報は、ほとんどの場合プロ集団である第三者機関がすでに真偽を確認済みです。
根拠も明確にしていますので、あなたが信じている言説が誤ってないか、まずはそれらのサイトをあたってみましょう。

2.元ネタ(一次資料)を調べる:伝言ゲームで言えば、最初のお題が何かを調べてみることです。
ネットで関連単語を入力して検索にかけて根気良く調べればほとんどのことは分かります。
英語など他言語の場合は翻訳機能が使えます。

3.権威者の話の引用には注意:元ネタを確認してみると、実際には本人が発言していなかったり、全く違う文脈で語られていたりするケースが見受けられます。
権威ある人の話はうっかり信じやすいので、ビッグネームだからといって鵜呑みにしないようにしましょう。

4.ゼロか100かで考えない:ワクチン接種に関して特にこの白か黒かの議論が多いです。
ワクチンは100%感染や重症化を防ぐものではないですが、だからといってやる意味がないと考えるのは極論です。
津波を完全に防げるか分からないから堤防は必要ないと言うのと同じで、完全には防げなくても堤防は必要です。(もちろん接種するかしないかは各自の判断に任されています。)

5.政治的思想やイデオロギーとは分けて考える:医学的・科学的に正しいかどうかということと政府が信用できるか否かを混同すべきではありません。
政府の発言が、その道の大多数の専門家や研究者の成果と一致している場合においては信頼していいと思います。

コロナやワクチンについてはまだ分からないことがあるのは事実で、将来のことで不安になり、選択したことが間違っていたらと疑心暗鬼になる気持ちは理解できます。
信仰を持って癒し主、助け主である主に寄り頼みながら、賢く知恵を得てこの困難を乗り切っていきたいものです。



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ワクチン接種は不信仰?
2021/08/24 13:25:08 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 時事ネタ
ブログはだいぶ長い間夏休みモードでした。
ぼちぼちマイペースでいろいろ思うことを書き連ねたいと思います。

今日はやや重たい話題です。(そんなのばっかかも)
個人情報の観点から具体的に書けない部分がありますが、ご了承ください。

このブログで一貫して書いていますように、私は積極的にワクチンを打つべきという立場です。
私自身も明日2回目の接種をいたしますが、とても楽しみ(?)です。
しかし、教会に来られる方は必ずしも同じ意見の人ばかりとは限らず、中には絶対に打たないと公言されている方もいます。
そのようなご意見も尊重しておりますし、そのような選択をされた方を排除したり差別したりすることはしていません。
これからもしないでしょう。
ですが、私との立場の違いから教会に留まることを断念し、他の教会に移って行かれた方もおります。
その選択もまた個人個人の考えですし、教会としては残念ですがその決断については尊重しております。
一方、立場の違いがありつつ、教会に残り今まで同様の関係を持っている方もおられます。

先日、別の教会に移られたご家族が数名新型コロナに感染されたということを、あるつてから聞きました。
今沖縄のコロナ状況は全国最悪で、病床ひっ迫が続き、この時期の感染はタイミングとしては悪すぎます。
私の中では、寂しさとやるせなさと悔しさがないまぜになったような何とも言えない苦しさを感じました。
そして、信頼できる方々に状況をシェアし、祈っていただくことにしました。
ご本人からお返事をいただけるか確信がなかったものの、思い切って連絡してみたら、すぐに状況説明と共に祈りへの感謝のお返事をいただいたので、ほっとしました。
厳しい状況ですが、神様が癒してくださることを信じ、祈っていきたいと思います。
同時に、そのご家族にはこれを機にコロナやワクチンに対してより柔軟に(より科学的な視点に立って)考えていただきたいと思います。

私がクリスチャンの皆さんに申し上げたいことは、ワクチンを打つ打たないという選択は信仰とは関係ないということです。
クリスチャンの中に「私はコロナに罹るのは怖くない」「神様が疫病から守ってくださるという御言葉を信じている」と公言される方は少なくありません。
その言葉の裏に、コロナを怖がったり教会で過剰に感染症対策をするのは神さまへの信頼が足りないからだ、というニュアンスを感じます。
しかし、ワクチン問題と信仰問題を絡めることはある意味でとても危険です。
それを言ってしまえば、カルト教会が時々陥る医療否定にもつながりかねません。

私の知人の中に、重い病気に罹ったにもかかわらず、その方が通う教会の牧師から「医者にかかることは不信仰だ」と言われて適切な医療を長い間受けず、結果さらに重症化させてしまい、今でも後遺症に苦しんでいる人がいます。
極端な例だと思われるかもしれませんが、ワクチンを受けたりそれを勧めたりするのを見て「なぜワクチンではなく神様をもっと信頼しないんだ」と心の中ででも思う方は、結果的に同じような思想に陥っている可能性があることを知る必要があります。

それに、「神様が疫病から守ってくださる」という信仰が評価されるのであれば、「神様がワクチンの副反応から守ってくださる」という信仰も同じように評価されてしかるべきです。
両者は全くの等価です。
教会という共同体の中で、また地域社会の中で宣教を行っていく使命が与えられていればこそ、教会は地域にとって安心でき安全な場所だということを、しっかりとした感染症対策をした上で訴えるべきではないでしょうか。
もちろん、私は神の守りも神の癒しも信じています。
それらは現代医療を通しても働きますし、ある意味で現代医療は神からの恵みの一つだということもできます。

ワクチン拒否の理由が医学的なことではなく、ディープステートとか闇の権力とか獣の刻印とかビル・ゲイツとか5Gとかと結び付いている場合ですが、これはまた話し始めると長くなるので割愛します。
一言だけ申し上げますと、科学的な根拠は何一つないし聖書的でも何でもないということです。

今朝の沖縄タイムスには、8月8日から14日までの1週間で陽性反応がでた4千人余りのうち、時期を問わず2回のワクチン接種が完了していた人は85人、率にして2パーセントとのこと。
私が厚生労働省発表のデータから独自に計算すると、2回のワクチン接種後2週間以上経っている人に限定すると高く見積もっても1.5パーセント程度です。(計算の仕方は省きます)
県民全体に対する接種完了者の割合はその時期で約20〜22%ですから、ブレークスルー感染の感染率の低さは明らかです。


世間は以前に比べるとワクチン接種に積極的になっているように感じますし、以前は懐疑的であったけど、正しい情報を得たり自身や身内の感染経験を経て、接種に前向きになるケースが増えています。
ですので、着実にワクチン接種者が増え、いずれ効果的な治療薬も開発され、パンデミックが収まると、ワクチンに端を発する「分断」は減っていくものと思いますし、そう祈っています。
ただし、新型コロナはいずれ収束しても、別の未知の感染症が出てくる可能性は大です。
感染症じゃなくても、未曽有の自然災害やさらに大きな混乱が生じることは十分に考えて備えておく必要があります。
その時に、今回の騒ぎを教訓にしたいものです。

まずは正しい情報の収集と理解に努めること。
デマに惑わされない、デマに加担しないこと。
神に信頼し、御心を求めつつ、地域にあって愛をもって宣教を行っていくことです。
謙遜に聖書に向きあい、理解し、学んでいきたいものです。


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