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日々雑感を書いていきます。無精者なので更新は気の向いた時・・・・ということであしからず!
世界中で行われている壮大な伝言ゲーム
2021/07/07 16:58:28 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 時事ネタ
誰もが一度は伝言ゲームをやったことがあると思います。
参加している本人は、前の人から耳打ちされるメッセージを聞き取って次の人にそのまま伝えているつもりでも、途中で少しずつずれてきて、最終回答者が発表する段階では、全く違う意味の内容に変わっていたりするものです。
最初と最後のメッセージの違いが大きければ大きいほどこのゲームは盛り上がります。
2,3年前にネパールの学生たちとジェスチャーでこのゲームをやったときには、文化や表現の違いもあって爆笑に次ぐ爆笑でした。

実は、今世界中でこの伝言ゲームが大流行なんです。
多くの人が知らずにこのゲームに巻き込まれています。
しかし、結果は面白いなんてものではなく、人の命にかかわってくるような深刻な問題をはらんでいます。
これが「陰謀論」という伝言ゲームです。

一例を取り上げてみます。

「コロナによる死者数は、実際には報告されている数字よりずうっと少ない」という言説。
「PCR検査で陽性であれば、死因が実際に何であれ、コロナによる死とされる。」
「交通事故で死んでも、陽性が確認されたらコロナ死」
などという言葉が、まことしやかにネットをにぎわせ、気が付いたら伝言ゲームの当事者になって次の人に伝えている・・ということが起きているのです。

このメッセージのオリジナルは何で、どのようにして歪めて伝えられたのか、調べてみると、どうやら次のようになるようです。

オリジナルメッセージ:厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部作成文書(令和2年6月18日)*全文は長いので抜粋します。

○ 新型コロナウイルス感染症を原死因とした死亡数については、人口動態調査の「死亡票」を集計して死因別の死亡数を把握することになりますが、死因選択や精査に一定の時間がかかります。
○ 厚生労働省としては、可能な範囲で速やかに死亡者数を把握する観点から、感染症法に基づく報告による新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、亡くなった方を集計して公表する取扱いとしています。
○ したがって、事務連絡中の「新型コロナウイルス感染症患者が死亡したとき」については、厳密な死因を問いません。新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、都道府県等において公表するとともに、厚生労働省への報告を行うようお願いいたします。 (中略)
○ 新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、厳密な死因を問わず、「死亡者数」として全数を公表するようお願いいたします。
なお、新型コロナウイルス感染症を死因とするものの数を都道府県等が峻別できた場合に、別途、新型コロナウイルス感染症を死因とする死亡者数を内数として、公表することは差し支えありません。
(以下略)

この文書は各都道府県・保健所設置市・特別区 衛生主管部(局)に宛てている公文書で厚労省のホームページの一部で公開されていますが、読み手として一般の人を想定していない内容になっています。
本来の読み手である担当者がこれらの文章を読めば問題なく理解できても、部外者からは誤解される恐れがあります。

案の定、担当者とは関係のないある人がメッセージの一部を切り取って、次のように伝言をしてしまいました。

「事務連絡中の『新型コロナウイルス感染症患者が死亡したとき』については、厳密な死因を問いません」「厳密な死因を問わず、『死亡者数』として全数を公表するようお願いいたします」

前後の文書は読まれず、また誰宛てに宛てた文書なのか聞かされず、これだけを伝えられた伝言ゲーム参加者は、どう受け取るでしょうか。

(伝言ゲーム参加者A)「新型コロナに感染している人が死亡したら、実際の死因が何であれ、全部コロナによる死者としてカウントされる」
(参加者B)「PCR陽性者が死亡したら、実際は心臓病やがんで亡くなっていても、すべてコロナで死んだとされる」
(参加者C)「それどころか、事故死や骨折や自殺なんかも?!」
(参加者D)「ということは、厚労省はコロナ死を実際より多く見せようとしているんだな」
(参加者E)「これには裏があるに違いない。コロナが危険であることを強調して、なんとかしてワクチンを打たせようとしているんだ。」
・・・・・

まだまだこの伝言ゲーム続くのですが、途中で別の怪しいメッセージも取り入れたりして複雑になり、ゲームの出口付近でこのメッセージのバトンを受け取る人は、もはやオリジナルとは似ても似つかない妄想の産物を受け取ることになってしまいます。
しかも、発信元は厚労省というところだけはなぜかしっかり伝えられます。
こうして国のトップがコロナ死の数を操作しているという内容が誤って広がってしまっているのです。

この実に壮大な伝言ゲームは、一部の早とちりな人たちによる勘違いなどでは決してありません。
意図的にこのような誤ったメッセージを発信しているゲーム参加者がいると考えるのが自然です。
なぜなら、ネタは何であれ、ほぼすべての伝言ゲームで、コロナの危険性を過小評価し、ワクチンの効果や安全性に疑問を持たせるような方向性に導かれているからで、最初からそのような目的でメッセージ改ざんを行っている人がいるのでしょう。

大変残念なことに、クリスチャンや牧師の中に、積極的にこの伝言ゲームに加わって、オリジナルとは違うメッセージを伝えている人がいます。
さらに厄介なことに、裏でサタンが操っている、というような科学では確かめようのない「霊的」なことまで絡めてしまっていることもあります。
医学的・科学的な見地から評価すべき事象を、霊的な問題にすり替えるべきではありません。
そうなると、もはやどんなことでも言えてしまいます。
確かに、イエス様は悪霊を追い出し、病気を癒し、死人をよみがえらせました。
それは医学では解決困難な領域にもイエス様は権威をもって関わっておられることを示しています。
科学で解決できないところにも、なお深い希望と平安を得ることができるのが信仰のなせる業であって、信仰とは本来科学を無視することでも科学と対立するものでもありません。
コロナやワクチンは、きちんとしたエビデンスを元に科学で理解できるものです。

少し話がそれましたが、多くの方々が誤った伝言ゲームの当事者になることなく、何度も事実確認を行ったうえで正しい情報伝達に努めていただくことを望みたいと思います。
このことに関しては、次の記事が非常に丁寧に事実関係を伝えていますので、お読みください。
「厚労省が新型コロナの死亡者数を水増しする通達を出している」は正しくない情報 医師が解説



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ワクチン接種後に亡くなられた方の統計について
2021/06/12 17:33:36 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 時事ネタ
相変わらずワクチンネタご容赦を。
興味のない方、聞き飽きてしまった方はそっと閉じてください( ´∀` )

今週ほぼ同じ日に、同じテーマで二つの違う動画がYouTubeにアップされていました。
アップされた方はお二人ともお医者さんです。
お二人ともチャンネル登録者数が10万人を超えているなかなかの人気ユーチューバーです。
ところが全く同じ厚労省データを用いながら、結論はだいぶトーンが違います。
皆さんはどちらの結論に納得しますか?



前者の「鹿ハンター」先生は以前からコロナワクチンは危険だから接種は慎重にと発言していて、後者の「かんわいんちょー」先生は逆にワクチンは安全で有効性が高いので接種は問題なしと断言しています。
実は前者の動画は私の身近なある方から送られてきたものです。
私はつぶさに見た上で、私自身の感想を後者の動画を添えて返信しました。
残念ながらその方からこの動画についてのコメントはまだ来ていません。

動画で使われている厚労省のデータによれば、2月17日〜5月30日までの103日間にワクチン接種後196人が亡くなったということです。
(「接種後」であって「接種によって」「接種が原因で」ではないことに注意)
この数字をどう捉えるかを問題にしているわけです。
是非ご自身で両方をご覧になって比較してみてください。

ここからは私自身が厚労省が出している統計から算出した結果になります。
令和元年の統計によれば、その年に日本全国で亡くなられた方の数は1,141,865人です。
365で割ると、一日に全国で3,128人が亡くなる計算になります。
ワクチンを打つ打たないに関わらず、毎日3000人余りの人が様々な原因で亡くなっているわけです。

2019年末現在で総人口1億2630万人ですから、一千万人当たりの死者数をざっくりと計算すると、
(1千万/1億2000万)×3000≒250
となり、1千万人に対しては、一日の死者数は約250人ということになります。

ところで、ワクチン接種はこの期間に約1377万回行われました。
この中には1回目の方も2回目の方もおりますので、人数だけを見てみると、10,425,495人、ざっくりと1千万人が接種しています。
さて、約100日間の間に1千万人の人がワクチンを接種し、亡くなられたのは196人ですから、少なくとも統計上はワクチン接種後に亡くなった方の人数は、一般的な死者数よりかなり少ないことがわかります。

あくまでこれはおおざっぱな比較に過ぎませんが、「ワクチン接種後に196人死亡」という見出しが示す事実は、ワクチンが原因で亡くなった方は、少なくとも統計上はいないということになるのです。(医学的な分析は専門家に委ねます。)
いろいろ他にも書きたいことはありますがここまでにします。

ちなみに、鹿ハンター先生は65歳以下の死者数に注目されていますが、その条件で上記の計算をしても、同じような結果が出てくることを申し添えておきます。


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武田邦彦氏の動画に一言
2021/05/25 18:01:57 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 時事ネタ
分かりやすくてよどみない語り口調と大学教授・科学者という肩書で、メディアでも露出の多かった武田邦彦氏。
YouTubeのチャンネル登録者数、再生回数も大変多く、科学系YouTuberとしては最も人気のある方であることは間違いないと思います。
クリスチャンでも彼の動画をチェックしている人はかなり多いように思われます(いろんな方から彼の動画の話を聞きました。)

氏については、10年以上前に知ってから、その言動を「批判的に」注目していました。
それは、私がネパールで環境問題に取り組んでいた時に、ひょんなことから氏が書かれた「偽善エコロジー」という本を読んでからです。
大変示唆に富んだ指摘がされている反面、明らかに受け狙いと思われる事実に基づかない主張があって、個人的には警戒心を持ちました。
とはいえ、氏は本来の専門分野以外にもかなり視野を広げていろいろな主張をされていて、確かによく勉強なさっていると思いますし、何より話術に長けていて人を引き付ける賜物をもっています。

さて、氏の最新の動画を見てみました。


長いのですが最後まで見ました。
その中でワクチンについて現在氏がどのような見解を持っているのかに注目してみたのですが、意外にも、「これについては分からない」と仰っているんですね。
「意外にも」と書いたのは、氏のスタンスからして反ワクチンを主張するのではないかと思っていたからです。
もっとも、ご自身はワクチンを打たないとは宣言していますが。

「分からない」という、武田氏にしては奥歯に物が詰まったような言い方をされる理由として、専門家のデータ分析の解釈が分かれるからだということでした。
ある東大の教授はデータを示してワクチンは安全であると言い、海外の別の専門家は同じようなデータを示して真逆のことを言っていると言うのです。(その実際のデータを具体的に示していただけなかったのは残念です)。

私が???と思ったのは、ワクチン接種が進んだ国とコロナ感染者数の変化との関連性についての氏の分析です。
イスラエルとイギリスについては、感染者数が減ったことを認めている一方で、インドについては逆にワクチン接種が進んで感染者数が増えたとおっしゃっています。
だから因果関係は不明なんだと。

この主張は誤りです。
イスラエルとイギリスでワクチン接種を完了した人(2回とも終えた人)は、5月25日時点でそれぞれ56.5人と33.9人で、世界第1位と第5位となっています。
ちなみに、2位から4位はチリ、米国、UAEで、3位の米国と4位のUAEは順調に感染者を減らしています。
注目すべきはむしろチリの感染状況です。
世界第2位の接種率にもかかわらず、感染がなかなか収束する様子がありません。
この原因としてCNNが伝えているところによると、早くからワクチン接種のスタートダッシュに成功したことで、多くの国民が気を緩め一気に移動制限が緩和されたこと、有効性が低いとされる中国のシノファーム製を主に使っていたことがあるのではと指摘しています。

ワクチン接種率世界3位、それでも感染再拡大 世界がチリに学ぶべき教訓

武田氏がイスラエル・イギリスと比較しているインドはというと、同じ時点でわずか3.0%で、日本の2.2%より少しマシなくらいのレベルです。
人口が中国並みに多いので、接種者は多くても人口比にすると全く進んでいないのが実情です。
それに加えて、モディ首相が2月の時点で対コロナ勝利宣言をしてしまうという大失態をしたために、多くの国民がこれで大丈夫と誤解をしてしまい、超過密状態でヒンズー教のお祭りが行われたということなどが感染爆発の原因と言われています。


インドはワクチン接種が進んでいるにもかかわらず感染の勢いが止まらないのではなく、事実は逆で、ワクチン接種が進んでいないのに加えて、国が誤った政策を取ったことが原因なのです。
ワクチン接種(特にmRNAワクチン)の進んだ国が感染を抑え込んでいることは、データを読めば明らかで、その点において氏の分析には誤りがあります。
そしてこの誤りは致命的です。
なぜなら、この分析結果は自分がワクチンを打つか打たないかの決定に大きく影響すると思われるからです。

武田氏は流れるようによどみなく語るので、注意して聞かないと誤りに気づきません。
多くの視聴者はデータの裏付けまでチェックしないと思われますので、その点でもメディアリテラシーの向上が一層求められます。

最後に一言。
氏は、自分はどのような組織とも利害関係がないから真実を喋れるんだ、と何度か動画の中で語っていますが、この動画配信で多くの視聴者を得ることで明らかに少なくない利益があるはずです。
私から見れば、誠実で正義感のある医者であればあるほど、自分自身の利益にならないと分かっていながら一日も早くパンデミックを終わらせるためにワクチン接種に奔走しているように思います。
そしてこのような人たちの多くはYouTubeを配信する暇もない人たちです。
私は現場の医療従事者を支え、医療崩壊を防ぎ、もちろん自分自身や家族も安心して仕事や生活をするために、順番が回ってきたら喜んでワクチンを接種するつもりでいます。
願わくは今年中には接種して来年またネパールツアーを再開したいです。

(追記)記事を投稿した後で、改めて武田氏に関する記事を検索すると、BuzzFeed Japanが以前の氏の発言をファクトチェックしている記事を見つけました。リンクを貼っておきます。
「日本の高校生全員にワクチン、50人が死亡か半身不随などの副作用に」は誤り。大学教授の発信、YouTubeで30万回再生


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新型コロナワクチンは安全か(2)
2021/03/18 23:01:33 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 時事ネタ
新型コロナワクチンは接種して大丈夫でしょうか?

「断固拒否!」という方を時々お見受けします。
前々回のブログに書きましたが、科学的な理由(思い込みも含めて)、宗教的な理由、感覚的な理由がその背後にあるように思います。
その中で医学的科学的な理由でワクチンを打たないと言っておられる方をもう少し分析しながら、実際にはその理由は医学的でも科学的でもないという話をしたいと思います。

とは言うものの、繰り返しますが私はその道の専門家ではなく、あくまで私が調べて理解できた範囲で述べさせていただきます。

医学的理由による典型的なワクチン拒否の動画をまずご覧になってください。

最初に指摘したいことですが、ネガティブな情報だけを濃縮して動画に挙げながら、最後には「打つ打たないは自由ですが、一つの判断材料にしていただきたい」と結論付けています。
恣意的すぎません?
否定だけしておいて「自分には責任はありませんよ」というスタンスはいかがなものでしょうか。
参考にというなら、当然メリットも同様に判断材料としてあげなければ公平な判断ができないと思うのですが。

ということで、動画で特に強調している3つの点について反論を試みたいと思います。

人間の遺伝子組み換えに繋がる?
今日本でも接種が開始されているファイザー製ワクチンやモデルナ製ワクチンはmRNAワクチンという新しい種類のワクチンです。
これについてはよくDNAに取り込まれて遺伝子を書き換えてしまうのではと心配される方がいて、「遺伝子組み換えワクチン」と呼んで警告を発する人がいます。
調べてみると、もし遺伝子組み換えワクチンと呼べるものがあるとすれば、その代表的なものはmRNAワクチンではなく、遺伝子を組み替えた酵母を使ったB型肝炎ワクチンだということ。
ちょっと驚きです。
このワクチンについては私は詳しくは説明ができませんが、一つ確かなことがあります。
私はこれを30年近く前に接種しましたが、今現在まで健康そのものだということです。
いやまさか、最近頭頂部の髪の毛が薄くなってきたとか、体重がやや増加気味とか、忘れ物をすることが増えたとかは、その時のワクチンの副反応ではないですよね。(笑)
少なくとも因果関係を特定できるほどの悪影響はなかったと100%断言できます。

さて、mRNAワクチンですがこれは遺伝子組み換えワクチンではありません。
というのは、合成されたmRNAは人の体内でたんぱく質を作る働き(翻訳)をしますが、その過程で遺伝子組み換えは起こらないからです。
というより、そういう技術を使っていないのです。
mRNAがDNAに取り込まれる(逆転写される)ことは極めて低い確率の条件がいくつも重ならない限り起こりません。
DNAは多くの情報が詰まった一冊の本にたとえられますが、mRNAはいわばその一部をコピー機でコピーした紙にすぎないのです。
コピーされたペラペラの紙がまた本になることはないことは理解できると思います。
上記の動画では、特殊な遺伝子組み換え生物の写真をたくさん見せて恐怖心をあおっていますが、悪意のあるミスリードです。
詳しくは、バブ先生ことワクチン・免疫学の第一人者峰宗太郎先生がわかりやすく説明してくださっています。

一度変化したDNAは二度と戻ることはない
そもそもDNAが変化すると言い切っているところから誤りです。
DNAが変化するのではなく、人工的に作ったmRNAが細胞内に入ってスパイクタンパクの抗原を作り、ウイルスに対する免疫反応を働かせるという仕組みです。

もう見飽きるほど見させられた、あの太陽の形をしたコロナウイルスの外側の突起部分、あれがスパイクと呼ばれる部分で、mRNAワクチンはその部分の設計図です。
それを体内に取り入れると、その設計図を基に、ウイルスそのものではなく、ウイルスの突起部分だけが抗原として作られます。(この抗原は無害)
そうすると、その抗原を異物と認識した細胞内で、それを排除しようと抗体が大量に作られます。
その後実際に同じ突起を持つウイルスが入って来たときに、大量に作られた抗体が働いてウイルスをやっつけてしまう、という仕組みです。
峰先生はこのプロセスを防災訓練にたとえています。(つまり、予測される災害を想定した予行演習をさせることで、実際の災害が起こったときに対処できるように)

ウイルスそのものは体に入れないのに(なので他の種類のワクチンよりむしろ安全)、その一部を疑似的に作った上で免疫反応を起こさせるという、現代医学の粋を集めた優れたワクチンだと私は思っています。
さらに都合が良いことに、mRNAはもともととても不安定で、たんぱく質を合成したらその役割を終えてすぐに分解され体に残ることもありません。
ということで、この命題は最初から最後まで間違っています。

開発が優先され安全性が軽視
確かに今回のワクチンは開発から1年くらいで認証にこぎつけたことから、いくら何でも早すぎるのでは、と不信感を持たれている部分があります。
そのために、コロナは実は人工的に作られたもので、同時にワクチンも最初から出来上がっていて、このワクチンをある目的のもとに世界中の国民に接種させるための闇の組織による陰謀ではないか、という都市伝説に繋がっているのです。

しかし、これも調べればすぐにわかりますが、すでに20年前あたりからSARSやMERSと言った別のコロナウイルスによる疫病がたびたび発生していたことで、医学界ではこれらに対するワクチン開発研究というのは行われていたわけです。
mRNAワクチンもその過程の中で多くの実験を繰り返しながら技術的にはすでに確立され、準備が整っていました。
つまり、新型コロナが発見されて初めてゼロから開発を始めたわけではないのです。
さらに、世界的なパンデミックとなったことで、先進国の政府はワクチン開発のための投資を惜しみなく行い完成に向けての後押しをしました。
それが今回めちゃくちゃ早く製品化できた大きな理由です。

それでも、やっぱり臨床実験が少なすぎるとか、人間に対して初めて使用されるということで、安全対策を不安視する声は聞かれたわけですが、私はある報道番組で語っていた医者の説明がとてもストンと腑に落ちました。
日本の法律では、ワクチンが実際に認可受けるのに10年くらいかかるような仕組みだそうです。
もちろん安全面を十分に考慮した内容なのだと思いますが、あくまで平時であることを念頭に入れた法律だということ。
ところが現在日本をはじめ世界で起こっていることは、もはや平時ではなく有事だと。
有事には有事のための法律があるべきだ、とのことです。
確かにそうだと思います。
感染症が流行っていない平時であれば、たっぷり時間をかけて検査し、何重にも安全を確かめた上で製品化すべきでしょうが、人が毎日次々と亡くなって行くパンデミックのさ中、そんな悠長なことは言ってられないでしょう。
有事の際には、それに見合った法律が本来あるべきです。

そんなわけで、コロナワクチン接種を否定するこれらの代表的な意見は、決して科学的な見地に基づくものとは言えないし、むしろ世界中でこれまですでに何億回と接種されていて、その効果や安全性はすでに十分実証されていると思っています。
峰先生の動画でも説明されていますが、mRNAワクチンには他の種類のワクチンにはない優れた点が数多くありますので、心配な方は一通りさらっておくことをお勧めします。
門外漢である単なる一牧師に過ぎない者の御託ですから、これらを信じる・信じないはあなた次第です(出た、無責任発言!)
私が申し上げたいことは、いつものことです。
ネットで出回っている情報が本当かどうか、すぐにうのみにせず、科学的な見地からしっかりと調べてみるべきだということです。
多くの医師が関わって解説している新型コロナワクチンについてのホームページを是非ご覧になってください。(こちら

次回はワクチン接種の宗教的理由による拒否について反論したいと思います。


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ワクチンは悪者?
2021/03/16 23:15:56 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 時事ネタ
新型コロナワクチンではなく、ワクチン全般の話をします。
*私は医療者ではなく、いろいろなサイトを元に私自身が確信している部分について述べています。

私は20代のころ青年海外協力隊員としてザンビアに赴任する前の訓練期間に、狂犬病、破傷風、B型肝炎など、ずいぶんといろんなワクチンを打たれました。
アメリカで神学生として学んでいた時も、私や妻だけでなく、幼児だった長男もかなりガンガン予防接種を受けました。
その後、宣教師としてネパールに赴任する時も、家族全員、受けられるものは全部受け、赴任してからも現地で定期的に予防接種を受けました。
外国はどこも日本以上に徹底して予防接種を義務付けている印象です。(現在はそうでもないようですが)

幸い、我が家では誰一人重篤な副反応は起きず、今に至るまで心身ともに健康が支えられていることは感謝なことです。(一部の人が懸念しているように自閉症になった人はいません。)
ワクチンをたくさん打ったことで残念だったことを敢えて挙げるとすれば、献血をしようとしたときに何度か制限がかかってしまったことです。
例えば狂犬病ワクチンを打たれるとその後1年間は献血できません。詳しくはこちら

いずれにしても、私の個人的な印象としては、ワクチン接種はメリットの方がデメリットよりはるかに大きいということです。
個人的な印象と書きましたが、恐らくほとんどのまともな医療関係者であれば、同じように答えるでしょう。
(「インフルエンザワクチンの誤解」についての動画はこちら

ところが、教師や牧師にもいろんな人がいるように(笑)、医者も実に様々で、「ワクチンは打たないで!」と声高に叫ぶ方や、そのような内容の書籍を書いていらっしゃる方がおられます。
どういうわけか、全体としてみればめちゃくちゃ少数派であるこれらの意見の方が注目を浴びやすく、支持する人が多いという不思議な現象があります。
(「我が子にワクチン接種をさせない親から学んだこと」のビデオはこちら⇐かなりお勧め)

確かに、ワクチン接種には製薬会社の利権が絡んでいたり、政治的な思惑が潜んでいたり、単に効く効かないという問題だけではないということは私も理解しています。
しかし、たとえ裏事情や闇事情があっても、大げさかもしれませんが、純粋に一人でも多くの命を救いたいという思いで開発に携わってきた人たちの汗と涙の結晶を、簡単に否定すべきではありません。
かつて年間400万人の命を奪っていたとされる天然痘の撲滅はワクチンによらなければ決して達成できなかったものでした。
(天然痘ワクチンを開発したジェンナーは、ワクチンが高価になって人々に行き渡らないことを危惧して、ワクチンの特許を敢えて取らなかったとのこと。彼の父は牧師でしたが良心のある医療者がいることも忘れないでおきたいものです。)(こちらを参照)

効くか効かないかについては、多くの実験や臨床試験を重ねていきながら、きちっとしたデータを積み上げていく必要があることはもちろんですが、現在市場で手に入るワクチンのほとんどは、そのようにして多角的な検証に耐えてきたものであると私は信じます。

残念ながら、過去にはワクチンの開発や接種の過程でいくつかの失敗や過ちがありました。
ワクチンが原因で命を落とした方や障害を持ってしまった方がおられることは、十分に反省すべきで、その原因究明と再発防止を徹底することは科学者や政治家の使命であると思います。
だからと言って、ワクチンそのものを否定するのは医療否定ではないかと思います。

コロナパンデミック真っただ中の昨年4月に「市民レポーターからの逆襲」というタイトルの動画が出回っていました。(すでに削除されているので、現在は視聴不可です。)
これは、コロナ患者が殺到して病院がパニックになりどんどん死者が出ている、とニュースで報道されているが、実はそれはデマで、実際は病院はがらんどうだ、という趣旨の動画です。
確かに閑散とした病院の様子を映しながらレポートしていたので、リアルさがあり、SNSで拡散されてかなり反響がありました。

でも・・

実際に病院や医療現場から何百という生報告が映像と共に上がっているのに、それらが全部嘘であるということがあり得るでしょうか。
うさんくささ120%なので、早速この動画を作ったDana Ashlieさんについて調べてみると、この1か月前にはコロナは5Gの技術によって引き起こされたものだというクレームで一躍有名になっていて、名うての反ワクチン活動家でもあるということがわかりました。
彼女の主張は最近話題に上った陰謀論のほとんどをカバーしていると言っていいでしょう。
あるサイトでは、彼女は「すべての陰謀論の母」と紹介されていました。(こちらのサイト(英語))
そして、当然のことながら、上記の動画については、撮影しているシーンと、実際テレビ等で報道されている内容との隔たりの理由が早々にファクトチェックされ論破されていました。(英語版ですがこちらこちら

自説を主張するために、意図的に嘘をついて多くの人を惑わすのはもはや犯罪ではないでしょうか。
なんといっても命にかかわることです。
第三者がリツイートで拡散したりフェイスブックでシェアしたりすることも、結果的にそういうものに加担することになりかねません。
何度か申し上げていますが、まずは立ち止まってそれが真実かどうかの吟味をしなければなりません。

残念ながら、これらを事実だと主張する人たちはどんなに反証を試みてもほとんど見向きもしてくれません。
それどころか、上のようにバズッた動画が削除されると、その支持者たちは「事実を知られたくないから削除したに違いない」「闇の勢力が圧力をかけているのだ」と、ますます勢いづき、「信仰」を逆に深める結果になっている側面があるのが事実です。

それでも今のところ、ひたすら忍耐強く、こつこつと事実を提供していくしかありません。

次回は新型コロナワクチンについて考えたいと思います。


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